田舎でキッチンカー開業は儲かる? 失敗しない「場所選び」と「アナログ集客」の全戦略

キッチンカー開業
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自然豊かな環境で、自分のペースで商売ができるキッチンカー。しかし、いざ田舎で開業しようとすると、「人が少なくて売れないのでは?」「冬はどうするの?」といった不安がつきまといます。事実、都会と同じやり方では失敗します。しかし、「買い物難民」への対応や「アナログ集客」など、地方ならではの戦略を実践すれば、競合不在のブルーオーシャンで安定した収益を上げることが可能です。この記事では、年間300件以上のキッチンカー開業支援を行うモビマルの専門家が、田舎開業の厳しい現実とその乗り越え方を徹底解説します。

この記事は、こんな人におすすめです

・地方移住や田舎暮らしに合わせて、無理なく始められる仕事を探している方
・店舗を持つよりも低リスクなキッチンカー開業に興味がある方
・人口が少ない地域での集客方法や、具体的な売上の作り方を知りたい方
・田舎での開業におけるメリットだけでなく、厳しい現実もしっかり把握しておきたい方

モビマルでは、キッチンカーの基礎知識や開業の流れを無料で学べるセミナーを開催しています。都内で実施している実車見学会+講習会のほか、オンラインでの個別相談会も開催しており、全国どこからでも参加可能です! もちろん参加費は無料です。一人で始めるのは不安…という方はぜひ無料セミナーにご参加ください!

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田舎でのキッチンカー開業の厳しい現実と成功の可能性

田舎は人が少ないから稼げないというのは、都会の基準で考えた場合の「厳しい現実」です。しかし、人口密度ではなく、そのエリアの商圏人口と、地域住民が抱える不便さの解消に目を向けることで、ビジネスとして十分に成功する可能性を秘めています。

人口密度が低い田舎でも利益が出る理由

薄利多売が難しい地方において利益を確保するには、日常の来店頻度を重視する移動スーパー型の営業と、イベント時の客単価を重視する非日常型を組み合わせたハイブリッド経営が鍵を握ります。

出店形態 ターゲット 重要な指標(KPI) メニューの工夫
移動スーパー型(日常) 地元住民 来店頻度 毎日食べても飽きない日常食、総菜
イベント型(非日常) 観光客・来街者 客単価 特別感のある写真映えする専門食

このように性質の異なる二つの軸を持つことで、平日の安定した売り上げと週末の大きな利益の両方を実現することが可能になります。

田舎での「ハイブリッド経営」での成功例

実際に地方へ移住し、ハイブリッド経営で月商80万円を達成した事例をご紹介します。Aさんは平日に限界集落を回る移動スーパーとして日用品や総菜を販売し、地域の方々から厚い信頼を獲得しました。

そして週末は、多くの観光客が訪れる道の駅で地元食材を使ったクレープを販売しています。日常の「必要性」と非日常の「特別感」をうまく使い分けることが、田舎での成功の秘訣です。

地方エリア特有のメリットと失敗リスク

地方での開業は、都会にはないメリットがある反面、特有のリスクも存在します。駐車場代や出店料といった固定費の圧倒的な安さは大きな武器になりますが、天候による影響や競合の見極めを誤ると失敗に直結するシビアな側面もあります。

移住や起業に使える地方自治体の「補助金」を活用する

田舎での開業において見逃せない大きなメリットが、地方自治体による手厚い支援です。都市部に比べて、地方では移住者や新規起業者に対する「創業補助金」や「車両購入費の一部助成」などが充実している傾向にあります。これらを賢く活用することで、初期費用を大幅に抑え、資金ショートによる失敗リスクを軽減できます。

キッチンカーの補助金・助成金については、こちらの記事でも解説しています。

▼キッチンカー開業に使える補助金・助成金まとめ

地元農家と連携した「特産品メニュー」で差別化を図る

地方ならではの強みとして、新鮮で質の高い食材を安く調達できる点も見逃せません。地元の農家さんと直接交渉し、規格外の野菜や果物を安価で仕入れるルートを構築できれば、原価率を抑えつつ「地元特産品を使った限定メニュー」として競合との強力な差別化を図ることができます。

圧倒的な固定費の安さと真の競合の見極め

田舎での開業において、真の競合となるのは他のキッチンカーではありません。地域に根付くコンビニエンスストアや道の駅こそが最大のライバルとなります。逆に言えば、コンビニまで車で20分以上かかるような場所は、キッチンカーにとって競合がいない最強の立地になり得ます。

田舎でのキッチンカー出店”最強立地”の条件チェックリスト

田舎でのキッチンカー出店”最強立地”の条件チェックリスト
・コンビニまで車で15分以上かかるか
・近隣に大型スーパーや道の駅がないか
・軽トラックが安全に入っていける道幅か
・駐車スペースや転回できる場所があるか

冬場の売上減少と天候リスクへの対策

雪が降る地域や厳しい寒さの冬場は、どうしても外を歩く人が減り、客足が遠のいてしまいます。この売上減少リスクへの対策として有効なのが、オフィスや工場、福祉施設などへの定期出店です。天候に左右されにくい固定の需要をあらかじめ確保しておくことで、オフシーズンでも安定した収益基盤を作ることができます。

人口が少ない田舎でキッチンカーが利益を生み出す戦略とは?

お客さまが来るのを待っているだけの姿勢では、人口の少ない場所での成功はおぼつきません。地域インフラの一部として深く入り込み、自ら攻めの姿勢で信頼を築いていく戦略が求められます。

人口が少ない田舎でキッチンカーが利益を生み出す二大戦略

移動スーパーとして地域課題を解決する

過疎化が進む地域では、日常の買い物に苦労する高齢者などの買い物難民が増加しています。キッチンカーが移動スーパーとしての役割を担い、こうした社会課題を解決することで、地域からなくてはならない存在として圧倒的な支持と信頼を獲得できます。

回覧板やポスティングを駆使したアナログ集客

地方における強力な顧客層である高齢者には、SNSなどのデジタル集客が届きにくい傾向があります。そこで活躍するのが、地域の回覧板や公民館の掲示板、フリーペーパーへの掲載、チラシのポスティングといったアナログな集客方法です。

若年層にはInstagram等でイベントの告知を行い、日常的な巡回ルートのお知らせは紙媒体で行うといった使い分けが成功の要です。

移住先の田舎で開業する場合の失敗しない手順

都会から田舎へ移住してキッチンカーを始める場合、車両選びや営業許可の申請など、地方特有のハードルを事前にクリアしておくことが必須です。

出店エリアの保健所の許可基準を確認する

営業許可の基準は全国で統一されていますが、ローカルルールが存在する場合があり、県や市をまたぐとルールが変わることも珍しくありません。とくに給排水タンクの容量などは、後から変更すると多額の費用がかかるため、車両を製作・購入する前に必ず出店予定エリアの保健所で確認を行う必要があります。

参考:厚生労働省

狭い道でも走れる「軽トラック」をベースに選ぶ

田舎の農道や集落の入り組んだ細い道、あるいは冬の雪道を走ることを想定すると、大型の車両では身動きが取れなくなる恐れがあります。小回りが利き、狭い駐車スペースにも対応できる軽トラックや軽バンをベースにした車両を選ぶのが、もっとも現実的で安心な選択肢です。

田舎でのキッチンカー開業を成功させるために

ここまで解説してきたように、田舎でのキッチンカー開業を実現し、ビジネスとして軌道に乗せるためには、都会とは異なるアプローチが必要です。重要なポイントを以下におさらいします。

・日常(移動スーパー)と非日常(イベント)のハイブリッド経営で収益を安定させる
・地方自治体の補助金を活用し、初期費用を抑える
・地元農家と連携し、特産品を活かしたメニューで差別化する
・コンビニから車で20分以上離れた「競合不在のエリア」を狙う
・冬場の売上減に備え、工場や福祉施設などへの定期出店を確保する
・SNSだけでなく、回覧板やポスティングなどの「アナログ集客」を徹底する
・道幅や雪道を考慮し、小回りの利く軽トラックベースの車両を選ぶ

キッチンカーのプロの話を聞いて成功の可能性を探ろう

田舎でのキッチンカー開業には、確かな戦略と地域の特性に合わせた細やかな準備が必要です。競合のいない最強の立地探しや、補助金の活用、2軸の収益設計などは、一人で悩んでいてもなかなかスムーズには進みません。

確かな実現に向けて一歩を踏み出すためには、業界のリアルを知り尽くしたプロのサポートを受けるのが一番の近道です。モビマルでは、キッチンカー開業に関する無料セミナーや個別相談を随時開催しています。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせ、または会員登録をしていただき、あなたのビジネスの可能性を一緒に探っていきましょう。

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よくある質問

Q
田舎で開業する場合、どのようなメニューが売れやすいですか?
A
日常的に利用してもらう移動スーパー型なら、お弁当や総菜、パンなど毎日食べても飽きないメニューが好まれます。週末のイベントなどでは、地元農家と連携した特産品メニューや、その地域にはない珍しいスイーツなど、特別感のあるものが人気を集めやすい傾向にあります。
Q
冬場は雪で営業できない日が多いのではないでしょうか?
A
降雪量の多い地域では、屋外での一般向け営業が難しくなる日もあります。そのため、冬場は企業の敷地内や工場、福祉施設など、決まった人数が確実にいる場所への定期出店をメインに切り替えるなど、季節に応じた柔軟な対応が必要です。
Q
まったく土地勘のない移住先でも集客できますか?
A
可能です。ただし、最初は地域のキーマン(自治会長など)への挨拶回りや、回覧板を使ったアナログな周知活動が欠かせません。地域に溶け込み、便利で助かると感じてもらえる関係性を築くことが集客の第一歩となります。
Q
キッチンカーの競合がいない場所はどう探せばいいですか?
A
地図アプリなどを活用し、大型スーパーやコンビニエンスストアから車で15分から20分以上離れたエリアを探すのがおすすめです。そうした買い物に不便を感じている地域こそが、キッチンカーにとって競合不在の狙い目となります。
Q
地方への移住と同時に開業する場合、何から始めればいいですか?
A
まずは移住先候補の自治体が提供している起業・移住の補助金制度を調べることが重要です。同時に、その地域の保健所へ出向き、キッチンカーの営業許可基準(タンク容量など)を事前に確認しておくことで、後戻りのないスムーズな準備が可能です。

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この記事を監修した人
太田 明男
一般社団法人日本移動販売協会 代表理事
1992年リクルートに入社。
2019年に「一般社団法人日本移動販売協会」を創立。移動販売のマッチングサービス「モビマル」を関西圏からスタートし、現在全国に展開中。