キッチンカーはノウハウなしでもフランチャイズで開業可能! 初期費用などを比較

キッチンカー開業
公開日:2024/08/26 更新日:2024/08/26
接客をするキッチンカーの女性店員

画像素材:PIXTA

費用を抑えて開業できることから、近年注目が集まっているキッチンカー(移動販売車)。開業にはさまざまな準備が必要ですが、その手間やノウハウを得ながら始められる方法が、フランチャイズへの加盟です。今回は、キッチンカーのフランチャイズについて解説します。

キッチンカーの開業の流れや必要な準備は、以下の記事でも解説しています。

▼キッチンカーを開業するには何が必要? 移動販売のメリットと開業までの5つのステップ

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キッチンカーのフランチャイズとは?

「フランチャイズ」とは、フランチャイズ本部が持っているブランド(商標)や、販売・経営ノウハウを利用できるシステムです。その対価として、加盟料や、ロイヤリティとして一定の料金を支払う必要があります。

キッチンカーのフランチャイズに加盟する場合、一定の初期費用(加盟料・研修費・車両代など)を支払い、そのブランドの商品を販売します。初期費用やロイヤリティの金額は会社やサービスごとに異なり、ロイヤリティが不要な場合もあります。

キッチンカーのフランチャイズに加盟するメリット・デメリット

キッチンカーのフランチャイズに加盟するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット(1)ノウハウがなくても開業できる

キッチンカーのフランチャイズに加盟する最大のメリットは、本部のノウハウを利用できる点にあります。調理やサービスにはマニュアルがあり、仕入れや出店場所についても本部からのサポートを受けることができます。困った時に相談ができることも大きなメリットであるといえるでしょう。

メリット(2)業態変更が可能

フランチャイズがいくつかのブランドを持っている場合、場所や季節のニーズに合わせて業態変更が比較的簡単に行えることもメリットになります。

メリット(3)コストが抑えられる

加盟に際してある程度の費用はかかりますが、フランチャイズは調理設備や仕入れ品をリーズナブルに利用できる場合があります。

デメリット(1)加盟料や毎月のロイヤリティがかかる

フランチャイズは開業コストを安く抑えられますが、加盟料や車両代、そして月々のロイヤリティを支払う場合があります。契約内容はフランチャイズ本部によって異なるため、事前によく確認しましょう。

デメリット(2)自由度が低い

営業の自由度が高いことはキッチンカーの魅力のひとつですが、フランチャイズに加盟する場合、提供する商品や調理器具の選択肢は限られています。独自メニューの開発や、使いやすい調理設備の導入は規約によって認められないケースがあります。

デメリット(3)契約期間内の途中解約が難しい

フランチャイズの加盟には、ある程度定められた期間での契約になることがほとんどです。開業してみてやめたいと思っても、契約期間内の途中解約は難しく、規約によっては違約金が発生することもあります。

キッチンカーのフランチャイズ、契約で見るべきポイント

キッチンカーのフランチャイズを検討する場合、見るべきポイントは以下の通りです。

■初期費用とロイヤリティ

キッチンカーのフランチャイズには、加盟金やロイヤリティが0円の会社があります。その場合でも+初期費用として車両代にお金がかかる(100万円~300万円程度)ことがあるため、契約内容をよく確認しましょう。

■車両は買い取りか、レンタル・リースか

キッチンカー開業の初期費用に大きく関わるのは車両取得代ですが、フランチャイズによって最初に車両を買い取る場合と、レンタルやリースのプランが利用できる場合があります。

特にリースの場合、リース料金の内訳や、リース期間終了後の車の所有権(自分のものになるかどうか)、途中解約の場合どうなるかをよく確認しましょう。

■契約期間/違約金の有無

フランチャイズ加盟の契約期間が定められている場合があります。途中解約における違約金が発生する場合もあるため、契約前によく確認しておきたいポイントです。

停車中の水色のキッチンカー

画像素材:PIXTA

フランチャイズブランドの比較表

ここでは、キッチンカーのフランチャイズを行っている8社をピックアップし、それぞれの条件を比較します。

名前 COLOR CAFE 街角カフェ EZYSTYLE GelaFru 富良野メロンパン やきとり竜鳳 ばくだん焼き本舗
主な商材 クレープ・スイーツ他 クレープ・スイーツ他 コーヒー・スイーツ他 クレープ・スイーツ他 メロンパン・スイーツ他 焼き鳥 ばくだん焼き
加盟金 0円 0円 20万円 100万円 0円 100万円 105万円
研修費 0円 30万円 25万円 20万円 50万円 10万円 31.5万円
その他費用 0円 0円 8万円 100万円 40万円~ 13万円 30万円
移動販売車料 290万円~ 145万円~ 100~180万円 220万円 200万円~(リース50万円~) リース6.8万円/月 105万円
合計額 290万円~ 175万円~ 153万円~236万円 440万円 140万円~290万円 130万円 271.5万円
月額ロイヤリティ 0% 0% 0% 6.66% 3.3万円 0% 0%
仕入れサポート
営業場所サポート
URL https://color-cafe.jp/ http://www.machikadocafe.com/ https://ezycafe.jp/opening_plan/ https://gelafru.jp/franchise/ https://www.pabrata.com/ https://www.ryuho.co.jp/recruit/franchise.html http://www.bakudanyakihonpo.co.jp/franchise/

フランチャイズでの開業がベストか、他の方法とも比較・検討を

お金さえ用意すればノウハウなしでも開業ができることが魅力であるキッチンカーフランチャイズへの加盟ですが、自営でのキッチンカーの大きな魅力のひとつである「自由度」は少し下がると言えるでしょう。

飲食業界での経験や、資金によっては他の開業方法も選択肢に入れて、自分に合った開業方法を見つけてください。

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この記事を監修した人
太田 明男
一般社団法人日本移動販売協会 代表理事
1992年リクルートに入社。
2019年に「一般社団法人日本移動販売協会」を創立。移動販売のマッチングサービス「モビマル」を関西圏からスタートし、現在全国に展開中。