キッチンカー(移動販売)ビジネスは、固定店舗に比べて初期投資を抑え、柔軟な働き方ができる魅力的な選択肢です。しかし、「新車だといくら必要?」「中古車より新車の方が安心?」といった疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キッチンカーを新車で導入するメリットや具体的な価格相場、開業までに必要なステップを詳しく解説します。
この記事は、こんな人におすすめです
・キッチンカーの新車価格や維持費の目安を知りたい人
・新車と中古車、どちらを選ぶべきか迷っている慎重派の人
・保健所の許可申請や車両製作の具体的な流れを把握したい人
・出店場所の確保や売上確保に不安を感じている人
・プロのアドバイスを受けて、最短ルートで開業したい人
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まず前提として、「キッチンカーの新車」はカーディーラーなどで取り扱いがなく、市場に出回るものではありません。一般的には、まず荷台付きの軽トラやバンなどの「ベース車両」を新車で購入し、それをキッチンカー専門の製作メーカーで改装を行うことで完成します。
新車でのキッチンカー製作は故障リスクを最小限に抑え、自分自身のオペレーションに最適化したレイアウトを実現できるため、長期的なコストパフォーマンスが非常に高い選択といえます。
現在、キッチンカー市場は急速に拡大しており、最大級のプラットフォームである当サイト「モビマル」の登録事業者数も、2024年9月時点で7,125事業者に達するなど右肩上がりで成長を続けています。この背景には、多様な働き方への関心の高まりと、低リスクな参入を支援する体制が整ってきたことがあります。
気になる価格相場ですが、ベースとなる車両のサイズによって異なります。一般的に、小回りの利く軽自動車ベースの小型車両であれば350万円程度から、調理スペースに余裕のある1トンから1.5トンクラスの大型車両であれば450万円程度からが目安となります。
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新車を選ぶ最大の利点は、清潔感と信頼性です。食品を扱うビジネスにおいて、車両の美しさはそのままお客様への安心感に直結します。また、近年の保健所による設備基準は厳格化する傾向にありますが、新車製作であれば最新の基準を確実にクリアした状態で納車されるため、申請時に慌てる心配がありません。
さらに、中古車で懸念される「購入直後のエンジン故障」や「厨房機器の不具合」といったリスクを回避できる点は、運営を軌道に乗せる時期に余計な出費や営業停止を防ぐ大きなメリットです。
また、経営的な視点で見逃せないのが「資産価値」と「節税」の面です。新車は将来的に車両を買い替える際の売却価格が高く維持されやすいだけでなく、法定耐用年数に基づいた「減価償却」により、安定的な経費計上が可能です。中古車に比べて計画的な節税対策が行えるため、中長期的な経営の安定に大きく寄与します。
| 項目 | 新車 | 中古車 |
|---|---|---|
| 価格 | 350万円〜 | 150万円〜250万円程度 |
| 故障リスク | 極めて低い | 車両や設備により高い |
| 保健所基準 | 最新基準に完全対応 | 改修が必要な場合がある |
| カスタマイズ性 | 自由自在 | 既存設備に合わせる必要がある |
| 資産価値 | 高い(減価償却も有利) | 低い |
キッチンカーの魅力は、固定店舗に比べて圧倒的に低い初期投資とスピード感にあります。一般的な固定店舗を開業する場合、物件の保証金や内装工事、厨房設備の導入などを含めると約1,000万円以上の資金が必要になるケースも少なくありません。一方で、キッチンカーであれば、新車でフルカスタムしたとしても400万円前後の投資で済むため、初期費用を1/2~1/3以下に抑えることが可能です。
また、開業準備期間についても大きな差があります。固定店舗は物件探しから工事まで平均して10ヶ月程度を要しますが、キッチンカーは車両の製作期間を含めても約3ヶ月という短期間でスタートラインに立つことができます。この「機動力」こそが、不確実な現代において移動販売が選ばれる理由です。
| 項目 | 固定店舗 | キッチンカー |
|---|---|---|
| 初期費用 | 約1,000万円~1,300万円 | 約350万円〜450万円 |
| 開業期間 | 約10ヶ月 | 約3ヶ月 |
| 月額固定費 | 高い(家賃・共益費) | 低い(駐車場・出店料) |
| 撤退・変更リスク | 困難 | 車両売却や場所変更で柔軟に対応可能 |
新車のキッチンカーは、「ベース車両」を新車で購入し、それをキッチンカー専門の製作メーカーで改装を行うことで完成します。
依頼先を選ぶ際は、単に「安いから」という理由だけでなく、以下のポイントを重視しましょう。
1.ベース車両の仕入れと改装をワンストップで行えるか
2.保健所の最新基準を熟知し、許可取得までサポートしてくれるか
3.開業後のアフターフォローやメンテナンス体制が整っているか
特に初めての方は、自動車販売店と提携している製作会社や、運営実績が豊富なプラットフォームを通じて依頼するのが、最もトラブルの少ない選択となります。
キッチンカーの車両は、通常大きくなればなるほどできることは増えますが、その一方で出店できる場所の選択肢が狭まり、運転の難易度も上がります。提供したいメニューの調理工程、必要なスタッフの人数、そして想定している出店場所の広さを総合的に判断する必要があります。
ベース車両は大きく分けて3つのタイプに分類されます。それぞれの特徴を理解し、自分のビジネスモデルに最適なものを選びましょう。
・小型(軽トラックベース):全長3.4m以下。狭い駐車スペースやオフィス街の軒先でも出店可能。クレープやコーヒーなどの軽食に向いています。
・中型(1トン車クラス):全長4.3m程度。2名体制でのオペレーションが可能。カレーや弁当など、仕込みや盛り付け作業が多いメニューに適しています。
・大型(1.5トン車以上):全長4.7m以上。広々とした厨房で大量調理が可能。イベント会場など、一度に多くの注文をさばく現場で威力を発揮します。
| タイプ | 小型(軽) | 中型(1t) | 大型(1.5t〜) |
|---|---|---|---|
| 乗車定員 | 2名 | 2〜3名 | 3名 |
| 作業人数 | 1〜2名 | 2名 | 2〜3名 |
| 主な出店先 | オフィス街・軒先 | 公園・商業施設 | 大規模イベント |
車両購入費(イニシャルコスト)だけでなく、日々の運営にかかる維持費についても把握しておきましょう。
1.車両維持費:自動車税、自賠責・任意保険料、車検代、オイル交換等のメンテナンス費。
2.光熱費:プロパンガスや発電機の燃料(ガソリン)代。
3.出店に関わる費用:駐車場代、出店場所への出店料(売上の15〜20%程度が一般的)。
これらを事前にシミュレーションしておくことで、無理のない経営計画を立てることが可能になります。
車両を選ぶ際に盲点となりやすいのが、運転免許の区分です。普通免許で運転できる車両の重量は、免許を取得した時期によって異なります。
1.平成19年(2007年)6月1日以前に取得:車両総重量8t未満まで運転可能(旧普通免許)
2.平成19年〜平成29年(2017年)3月11日に取得:車両総重量5t未満まで運転可能(準中型5t限定)
3.平成29年3月12日以降に取得:車両総重量3.5t未満まで運転可能
1.5トン車をベースにしたキッチンカーは、架装後の総重量が3.5トンを超える場合があるため、最近免許を取得した方は「準中型免許」が必要になるケースがあります。車両を購入する前に必ず車検証の数値と自分の免許を確認しましょう。
軽自動車サイズのキッチンカーであれば、都心のわずかなデッドスペースでも出店が可能ですが、大型車になると高さ制限や回転半径の問題で、地下駐車場の出店場所や住宅街の狭い路地へ入れないことがあります。「せっかく高機能な大型車を買ったのに、狙っていた場所に出店できない」という事態を避けるためにも、事前にターゲットとするエリアの視察は欠かせません。
キッチンカーのプラットフォーム「モビマル」では、車両の調達からデザイン、厨房設備の設置までをトータルでサポートしています。自分だけの「動くお店」を作るプロセスは、非常にワクワクする体験です。
まず、専門のアドバイザーがあなたのメニューや将来のビジョンをヒアリングし、最適な車両とレイアウトを提案します。保健所の基準を熟知したプロが設計するため、無駄のない動線が確保された機能的なキッチンが完成します。また、見た目にもこだわり、集客力の高いラッピングデザインの相談も可能です。
開業を決意してから実際に営業を開始するまで、闇雲に動くのは得策ではありません。一般的に3.5ヶ月程度のスケジュールを見込んでおくと、スムーズに進めることができます。
1.3.5ヶ月前:コンセプト決定、メニューの試作、事業計画書の作成。
2.3ヶ月前:資金調達(融資など)の相談、車両の発注、食品衛生責任者資格の取得。
3.2ヶ月前:車両製作の進行確認、出店場所の候補選定。
4.1ヶ月前:保健所への事前相談、営業許可申請の準備、損害保険への加入。
5.開業直前:車両納車、保健所の実地検査、出店場所の契約完了、営業開始!
キッチンカーで食品を販売するには、管轄する保健所の「営業許可」が必要です。都道府県をまたいで営業する場合は、それぞれの自治体で許可を取得しなければならない点に注意してください。
また、各車両に最低1名の「食品衛生責任者」を置くことが義務付けられています。特筆すべきは、最近では多くの自治体で「オンライン講習」による資格取得が可能になっている点です。忙しい現役会社員の方や副業を検討している方でも、自宅から効率よく資格を取得できるようになりました。会場に足を運ぶ時間を節約できるため、非常に便利な制度です。
「美味しいものを作れば、どこでも売れる」というのは、残念ながら移動販売の世界では通用しません。キッチンカーの売上は「場所」で8割決まると言っても過言ではないからです。
出店を検討している場所の人口、時間帯ごとの通行量、周辺の競合店舗の価格帯を徹底的に調査しましょう。例えば、ビジネス街であれば「短時間で提供できるか」が重要ですし、公園であれば「子供が食べやすいか、写真映えするか」がポイントになります。ターゲット層のニーズと自分のメニューが合致しているかを冷徹に判断する姿勢が必要です。
大規模なフェスや有名なオフィスビルの下など、集客が確実な人気スポットにはベテランのキッチンカーがひしめき合っています。実績のない新人がいきなりこうした場所を確保するのは難しく、高い出店料に対して売上が伴わないリスクもあります。
まずは出店が比較的容易な小規模イベントや、地域のスーパー、ドラッグストアの軒先などで信頼と実績を積み上げることから始めましょう。一つひとつの場所で誠実な商売を続けることが、後の人気スポットからのオファーに繋がります。
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一人で全ての準備を進めるのは不安も多く、思わぬミスで余計なコストが発生することもあります。累計7,125以上の事業者が登録する「モビマル」のようなプラットフォームを活用することは、最短ルートで成功を掴むための賢い選択です。
モビマルでは、車両の見積もり作成からワンオフの車両製作はもちろん、キッチンカー専用の車両保険やPL保険(生産物賠償責任保険)の紹介、さらには複雑な事業計画書の作成サポートまで、開業に必要なピースを全て揃えることができます。
また、開業後も、モビマルが提携している全国の出店場所情報にアクセスできるため、「車はあるのに売る場所がない」という事態を防ぐことができます。
新車での開業は初期費用が課題となりますが、モビマルでは最長96回の自由払い型オートローン(バジェットローン)やリースなど、月々の負担を抑えた多様な支払い方法を提案しています。銀行振込も含め、自身の資金計画に合わせた最適なプランを選べるため、手元のキャッシュを温存しながら経営をスタートさせることが可能です。
「自分のメニューならどのサイズの車がいいの?」「実際に車の中を見てみたい」といった具体的な悩みは、ネットで調べるだけでは解決しません。モビマルが開催している無料セミナーでは、実際のキッチンカーを間近で見学できる機会や、プロのアドバイザーによる個別相談(先着2組限定など)を設けています。
実車を見ながら、「ここで自分が調理をする姿」をイメージすることで、夢が現実的な計画へと変わっていくはずです。まずは第一歩として、気軽な気持ちでプロの話を聞きに行ってみませんか。
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