キッチンカーを開業して最初の壁となるのが、「出店場所をどこにするか」そして「場所代がいくらかかるのか」という問題ですよね。相場を知らずに高額な出店料を払ってしまえば、せっかく売上が立っても手元に利益が残りません。
この記事では、キッチンカーの出店にかかる場所代の目安を、オフィス街や商業施設、イベントなどのエリア別にご紹介します。さらに、固定費や歩合制といった料金体系の違い、コストを抑えて賢く出店場所を探すコツまで詳しく解説します。
この記事を読むことで、ご自身のビジネスモデルに合った適正な場所代を把握し、自信を持って出店への一歩を踏み出せるようになります。
この記事は、こんな人におすすめです
・キッチンカーの場所代や出店料の相場を知りたい人
・出店場所によって料金がどう違うのか比較したい人
・固定費や売上歩合など、料金体系の仕組みを理解したい人
・利益を残せる出店場所の探し方を知りたい人
・これから出店に向けて具体的な準備を進めたい人
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キッチンカーの場所代(出店料)は、大きく分けて固定出店料、変動出店料(売上歩合)、そしてその両方を組み合わせたハイブリッド型の3つの料金体系が存在します。出店場所を探す前に、まずはこれらの仕組みを理解し、売上目標から逆算して適正な出店料を割り出す「損益分岐点」の考え方を持つことが非常に重要です。
ここで覚えておきたいのが、飲食業界における「売上に対する場所代の比率(家賃比率)は、一般的に10〜15%以内に収めるべき」という黄金比です。キッチンカーの場合もこの基準を一つの目安とすることで、場所代が高すぎて撤退してしまうといった失敗を防ぐことができます。
たとえば、1日の売上目標を5万円と設定した場合をシミュレーションしてみましょう。黄金比に当てはめると、場所代の許容範囲は10〜15%にあたる5,000円から7,500円となります。もし歩合15%の場所なら出店料は7,500円となり適正範囲内ですが、固定費が1万円の場所に出店する場合は、目標を上回る売上を立てなければ利益を圧迫してしまいます。
このように、ご自身の目標とする利益と照らし合わせてプランを選ぶことが、経営を安定させる第一歩となります。
「固定出店料」とは、あらかじめ決められた一定金額を支払うシステムのことです。この方式の最大のメリットは、どれだけ売上が伸びても支払う出店料が変わらないため、売れば売るほど手元に残る利益率が高くなる点にあります。
集客力のある場所で人気メニューを提供できれば、大きな見返りが期待できます。しかしその反面、天候不良や予想外の客足の鈍りなどで売上が立たなかった日でも、決まった固定費を支払わなければならないという赤字リスクも伴います。
変動出店料、いわゆる売上歩合制は、その日の売上に対してあらかじめ決められたパーセンテージを場所代として支払う仕組みです。相場としては前述の黄金比にも近い、売上の10%から15%程度が一般的です。売上が少なかった日は支払う出店料も少なくなるため、固定費に比べて赤字になるリスクを大幅に抑えることができます。
そのため、初めての出店で売上予測が立たない場合や、客層の反応を見たい新規エリアでの出店においては、非常に安心感のある選択肢といえます。
固定費と売上歩合を組み合わせたハイブリッド型の料金体系は、集客力が非常に高い大型の商業施設や大規模なイベントでよく見られる傾向があります。たとえば、基本となる出店料として数千円を支払い、さらに一定の売上を超えた分に対して歩合が発生する、といった形式です。
主催者側にとっては確実な収益確保となり、出店者側にとっても大きな売上が見込めるチャンスとなりますが、複雑な料金計算になるため事前の綿密な利益計算が必須となります。
ここからは、出店するエリアや施設ごとに異なる場所代の相場と目安を詳しく見ていきましょう。キッチンカーの出店場所は、オフィス街から公園まで多岐にわたりますが、ターゲットとする客層や営業時間によって適した場所は異なります。
以下の情報は、あくまでも「目安」であり、実際の場所によって違いがあります。まずは全体の傾向を下記の表で比較し、ご自身の販売スタイルに合った出店場所のイメージを掴んでみてください。
| 出店場所 | 場所代の目安(固定費 / 歩合) | 主な客層 | 出店難易度 |
|---|---|---|---|
| オフィス街 | 1日5,000円前後 / 歩合15%程度 | 会社員(ランチ利用) | 中 |
| スーパー・商業施設 | 平日3,000〜5,000円、休日5,000〜10,000円程度 | ファミリー、主婦層 | 低〜中 |
| イベント・フェス | 1日5,000円〜15万円以上(規模による) | 若者、ファミリー、観光客 | 高(選考あり) |
| 大学キャンパス | 1日5,000円前後 / 歩合15%程度 | 大学生、教職員 | 中 |
| 公園・公共施設 | 数百円〜数千円程度 | 近隣住民、ファミリー | 高(許可申請が複雑) |
| アミューズメント施設 | 1日3,000〜5,000円程度 | 若者、カップル、ファミリー | 低 |
ビジネスパーソンが行き交うオフィス街は、平日のランチタイムに需要が集中する王道の出店場所です。特に「キッチンカー 場所代 東京」といったキーワードで検索されることが多いように、都心部のオフィス街では激戦区となります。
場所代の相場は、1日あたり5,000円~1万円前後、または売上の15%程度の歩合制となることが多くなっています。限られた休憩時間の間にどれだけ多くのお客様に提供できるかが勝負となるため、調理オペレーションのスピードと高い回転率が成功のカギを握ります。
スーパーマーケットや大型の商業施設は、日常的な買い物客が訪れるため安定した集客が見込める場所です。場所代の目安は、平日で3,000円から5,000円、土日祝日などの休日になると5,000円から1万円程度と少し上がる傾向にあります。ファミリー層や主婦層がメインターゲットとなるため、唐揚げやクレープといった子どもから大人まで好まれる定番メニューが安定して売れる傾向があります。
お祭りや音楽フェス、地域のマルシェなどのイベント出店は、キッチンカーにとって大きな稼ぎ時です。「キッチンカー 出店料 イベント」で検索して相場を調べる方も多いですが、出店料はイベントの規模によって大きく異なります。1日5,000円程度の小規模なものから、数万人規模のフェスになると15万円以上かかることも珍しくありません。また、固定費に加えて売上の一部を納めるケースも多いため、高い出店料を払っても利益が残るだけの販売力と仕入れの準備が必要です。
大学のキャンパス内は、昼休みの学生や教職員をターゲットにした出店場所です。相場はオフィス街と同様に、1日5,000円~1万円前後、または歩合15%程度が目安となります。学生は予算が限られていることが多いため、ワンコインで買えるような手頃な価格設定や、ボリューム感のあるメニューを提供することが、リピーターを獲得するための重要なポイントになります。
自治体が管理する公園や公共施設の敷地内は、場所代のコストを非常に安く抑えられる魅力的なスポットです。数百円から数千円程度で出店できるケースが多く、固定費を下げたい事業者にとっては魅力的です。
ただし、出店枠が限られていたり、事前の企画書提出や複雑な許可申請が必要だったりと、出店にこぎつけるまでのハードルがやや高い点には注意が必要です。
自治体の実証実験にエントリーして公園での出店権を獲得できると、場所代が安く、高い利益率を狙える反面、出店申請の手続きが想像以上に煩雑で、書類の準備や役所とのやり取りに時間がかかることがあります。
画像素材:PIXTA
パチンコ店や大型ゲームセンターなどのアミューズメント施設は、実はキッチンカーにとって競合が少ない穴場的な存在です。場所代の目安は1日3,000円から5,000円程度と比較的リーズナブルです。お昼時だけでなく、小腹が空く夕方以降や夜間の時間帯にも需要があるため、営業時間を工夫することで独自の売上を立てることが可能です。
周囲に飲食店のない環境では大きな成功を狙える反面、ターゲット層と合わないメニューで失敗する可能性もあります。
どれだけ売上を上げても、場所代や出店料といった経費がかさめば手元に利益は残りません。安易に出店料が安い場所を選ぶだけでなく、契約形態や探し方を工夫することで、実質的なコスト負担を賢く減らすことができます。ここでは、無駄な出店コストをカットし、利益を最大化するための具体的なコツをご紹介します。
開業して間もない初心者の方や、まだ固定客がついていない段階では、売上が立たなかった時のダメージを防ぐために売上歩合制の場所を優先して選ぶことをおすすめします。実績がないうちは、その場所で自分のメニューがどれくらい売れるのか予測が立てにくいため、固定費というプレッシャーをなくすことで、精神的なゆとりを持って営業のノウハウを蓄積していくことができます。
条件の良い出店場所を自力で探し出し、地権者と直接交渉するのは非常に手間と時間がかかります。そこでおすすめなのが、出店スペースを貸したい人とキッチンカー事業者を繋ぐマッチングプラットフォームの活用です。
出店募集の情報を網羅しているモビマルのようなサービスを利用すれば、エリアや条件を絞って効率よく探すことができ、面倒な契約手続きもスムーズに進められます。モビマルの会員であれば4000以上の場所から出店先を選べます。
絶対に赤字にならない出店方法として、住宅展示場や企業の感謝祭などで行われる「買取出店」や「売上保証」のある案件を狙うという手があります。これは、あらかじめ主催者側が「100食分を〇〇円で買い取る」と約束してくれたり、来場者に無料で振る舞う代金を主催者が支払ってくれたりする形式です。集客のリスクを主催者が負ってくれるため、天候や客足に左右されず、確実に利益を確定させることができる非常に魅力的な出店スタイルです。
出店場所を決める際は、場所代の安さといった目先の数字だけで判断してはいけません。実際に営業を始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、インフラ設備や現地のルールなど、キッチンカーの営業を左右する隠れた条件を事前にしっかりと確認しておく必要があります。
現場で電源を借りられるかどうかは、コストに直結する重要なポイントです。電源が借りられない場合は自前で発電機を用意しなければならず、そのためのガソリンなどの燃料費(売上の約5%程度を占めることもあります)が余計にかかってしまいます。また、発電機の騒音に対する配慮や、給排水の設備が近くにあるかどうかも、スムーズな営業を行う上で必ずチェックしておくべき項目です。
キッチンカーの営業では、食材のパッケージやお客様が捨てた容器など、必ずゴミが発生します。これらの事業系ゴミをすべて持ち帰って自分で処理するのは、衛生面でもコスト面でも大きな負担となります。そのため、出店場所の施設側でゴミを回収してくれるのか、あるいは指定の処理方法があるのかといったルールを事前に確認し、処理にかかる手間と費用を見積もっておくことが大切です。
キッチンカーで食品を販売するためには、出店する地域を管轄する保健所の営業許可が必須です。許可は自治体ごとに取得する必要があるため、複数の地域をまたいで出店する場合は、それぞれの自治体で別途申請費用と手続きが発生することを理解しておきましょう。また、地域によっては独自のルールが設けられていることもあるため、事前の情報収集が欠かせません。
キッチンカーの営業許可については、以下の記事で詳しく解説しています。
▼【最新】キッチンカー営業許可の完全ガイド 取得手順を5ステップで徹底解説
人通りの多い駅前の路上などで独自に出店したいと考える方もいるかもしれませんが、公道での販売は原則として警察からの「道路使用許可」が必要になります。しかし、交通の妨げになるという理由から、単なる販売目的での許可は非常に下りにくいのが現実です。
トラブルを避けるためにも、路上販売ではなく、私有地やあらかじめ許可が下りている専用のスペースを利用することを強く推奨します。
キッチンカー事業を軌道に乗せるためには、出店場所ごとの場所代の相場を正しく理解し、ご自身のビジネスモデルに合った適正なコストで出店することが不可欠です。固定費と歩合制のメリット・デメリットを把握し、設備やルールといった隠れたコストにも目を向けることで、初めて利益を生み出す土台が完成します。
自力での交渉が難しいと感じた場合は、当サイト「モビマル」などのマッチングサイトなどのサービスを上手く活用し、戦略的に出店計画を立てていきましょう。
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