【出店者インタビュー】「TORUTORU」高島透様:モビ放題でお得になった差額を大学での広告に投資!平日に大学でランチ出店し続ける理由とは?

キッチンカー運営
公開日:2025/01/06 更新日:2025/01/06


大阪を拠点に、大阪産食材を使ったメニューをメインにキッチンカー「TORUTORU」を運営している高島透さん(29歳)。16歳から飲食業に携わり、キッチンカー事業を2020年に創業しています(前回のインタビュー記事はこちら)。 前回取材した2022年当時から、モビマル企画のイベントでは売上が上位に位置する人気ぶりでしたが、それは今も健在。2年経過してさらに事業を拡大する傍ら、モビマルを大いに活用してくれています。モビ放題の活用はもちろん、モビマルの上手な使い方について語っていただきました。


大阪の地場の食材を使い、大阪の食の豊かさをキッチンカーで発信

私は飲食業界にずっと関わってきていますが、飲食店にはないキッチンカーの良さは、何も設備のない場所で飲食ができるようになることや、キッチンカーを出店することによって人が集まり、地域コミュニティが生まれるという点。これらに魅力を感じ、2020年に独立し、キッチンカー事業を運営しています。
商品で特化していることは、大阪の地場の食材を使うことです。牛串は阪南市の「なにわ黑牛」、ベビーカステラ「大阪美人カステラ」は富田林市の「美人卵」、「大阪梅ポーク肉巻きおにぎり」では、東大阪市の「なにわポーク」を使用しています。なにわ黒牛はモビマルに紹介してもらったことがきっかけで使用し始めましたが、その後の卵と豚肉は自分で食材を探し、商品化しています。


阪南市の「なにわ黒牛」を使った「なにわ黒牛ステーキ串」


牛串提供時に、お客様に必ず質問するのが「大阪府に和牛ブランドがあるのを知っていますか?」ということ。ほとんどのお客様からは「知らなかった!」と言われます。キッチンカーを通して大阪の食材を知っていただくきっかけにもなりますし、なにわ黒牛を知っていただくことで、阪南市を知っていただくことにも繋がります。ふるさと納税のリーフレットも一緒にお渡ししたりもしていますよ。

また、大阪産食材を使った商品は、大阪府外で出店するとさらにお客様の反応が良いです。普段口にすることがない食材を食べてみようと思っていただけるようで、なにわ黒牛を注文していただくことが非常に多いです。


モビ放題Basicプランで下がったコストを広告に投資

2024年7月からサブスク「モビ放題」が始まり、Basicプランに入っていますが、モビマルへの出店コスト(出店料+出店手数料)が明らかに10%近く下がりました。下がったことはとても嬉しいですが、「下がった、ラッキー」で終わらず、下がった分のコストを、常設出店では大学の平日ランチに集中して出店しているので、その広告費として使用しています。

具体的には、大学の前期後期それぞれで「感謝祭」キャンペーンを実施。LINEビジネスアカウントに登録を促してポイントカードを出しているのですが、そこからDMを送り、最も自信のある「ハラミステーキ重」(800円)を特別に500円で販売したりしています。キャンペーン実施により、さらに幅広く大学の学生の皆さんに知ってもらうようにしています。また、前期キャンペーンでは後期から使えるクーポンを出し、後期キャンペーンではその逆を実施するなど、広告とマーケティングの費用に活用できています。


ハラミステーキ重



※「モビ放題」について
月額のサービス利用料(固定)のみの支払いで、常設場所(平日を中心に定期的に出店可能な場所)への出店手数料が0円でご利用いただけるサブスクリプションサービスです。
「モビ放題」会員の方は、出店サポート・お得な会員サービス(ガソリンカード、包材、キャッシュレス決済端末、仕込済食材購入など)もご利用いただけます。




平日の大学ランチ出店は、週末のイベントだけでは足りない重要な人材育成の場

大学のランチタイムに集中して出店している理由は主に2つあります。
1つは、商品と大学のニーズがマッチしていること。焼いた肉を提供するため、お客様に購入後すぐに美味しい状態でお召し上がりいただきたいのですが、大学でのランチタイムは時間が限られているため、短い営業時間で集中して販売し、お客様にお召し上がりいただけます。一方、駅前などで販売すると、ランチに購入されても帰宅後すぐに食べないかもしれないし、誰かにあげてその人がいつ食べるかわからないですよね。さまざまな場で出店した経験から、現在の常設出店は大学のランチ出店に落ち着きました。

そして2つ目は、平日同じ場所に出店し続けることがスタッフ育成の場になるからです。2020年に独立した当初は、一人で出店していたので土日祝のイベントに出店するだけで成り立っていましたが、今はスタッフを抱えており、育成に力を入れています。スタッフを育成するには、平日も稼働してほしいということもありますが、長期的な目線を持って接客やマーケティングなどでじわじわと売上を上げていくプロセスの学びを大事にしています。そのため、どんな繁忙期であっても常設である大学での出店を欠かさないようにしています。
ちなみに、イベントではキッチンカーの見せ方や客単価を上げるテクニックはあるものの、当日の天気やイベント自体の集客力など外部要因で売上が左右されることも多く、イベントだけでは人間的な成長は難しいと考えています。

目先のコストだけではない、モビマルの価値

私はモビマル以外のプラットフォームも利用していますが、他社と比較すると、モビマルの良さはいろんな相談をしやすい関係にあることです。「こんなふうにしたい!」など事業者の希望を聞いてくれるのでありがたい存在です。キッチンカー事業者の皆さんにアドバイスするとしたら、「聞かないと教えてくれないこともあるので、自ら積極的に聞いた方がいいですよ!」です。
そして私がモビマルと仕事をする一番の理由は、スケールメリットです。キッチンカー事業者よりも事業者のさまざまなデータを持っているのがモビマルの強みですし、我々キッチンカー事業者だけではできない大企業や自治体とのプロジェクトを企画してくれることに非常に期待しています。これからも面白い案件を一緒に実施していきたいです。

TORUTORUについて

大阪を拠点に営業(株式会社フードプライド)各分野のシェフ、パティシエも在籍しているのでお客様のニーズに合わせて様々な商品のご提案が可能です。ケータリングも対応。

Instagram
https://www.instagram.com/torutoru_foodtruck/




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この記事を監修した人
太田 明男
一般社団法人日本移動販売協会 代表理事
1992年リクルートに入社。
2019年に「一般社団法人日本移動販売協会」を創立。移動販売のマッチングサービス「モビマル」を関西圏からスタートし、現在全国に展開中。