モビマルは、企業や自治体、大学のイベントだけではなく、多くの自治会の皆さまとも連携し、移動販売(キッチンカー)を活用し社会課題の解決に取り組んでいます。特にコロナ明けの昨年度から、自治会からの地域イベントでの出店依頼が急増しています。
今回はその一例として、大阪・枚方の校区自治会の会長、御明(みあかし)雅之さんに、モビマルとの取り組みの背景や実施後の反響についてお話をお聞きしました。
大阪北東部にある枚方市は新興住宅街で人口40万人の中核市で、そこでの自治会活動を行っています。コロナ前までは、イベントはほぼ全て手作りで、綿菓子、たこ焼き、かき氷や焼き鳥など模擬店も自治会の役員が運営していました。
ところが、コロナ禍に自治会主催のイベントが4、5年ほど中止・延期になっているうちに、これまでイベント運営を担っていた役員の方々が高齢化し、いざ再開しようとした時に運営者(スタッフ)が激減してしまう事態が発生しました。
「このままでは夏祭りが開催できない」という厳しい現実に直面し、開催方法を模索していた時、近隣の自治会でモビマルにキッチンカー出店を依頼してお祭りを開催したという話を耳にしました。それならうちも一度取り入れてみようということで、モビマルの営業担当、奥野さんを紹介していただくことになりました。
奥野さんとお会いし、まずは夏祭りにキッチンカーを出店していただくことになりました。イベントの趣旨と、地域の子どもはもちろんのこと、いろいろな世代の人が集まるため、バラエティに富んだメニューを提供いただけるように依頼しました。
当日は10台ほど出店いただいたのですが、唐揚げ系、ホットドック、ベビーカステラ、クレープ、ドリンク系、お肉系など多様でお祭り気分を味わえるキッチンカーをアレンジいただきました。
驚いたことに、イベント終了後に主催者である私のもとに参加された皆さんから「楽しかった」「美味しかった」など、沢山のお褒めの言葉をいただきました。通常はイベントを開催したあと、必ずクレームをいただくことがほとんどなので、嬉しいフィードバックをいただけたことは本当にありがたかったです。
さらに驚いたことは、イベント参加者だけではなく、運営側(スタッフ)からも好評の声をいただけたこと。最も多かったのは「イベント運営でラクすることができた」という内容です。
イベント運営者は、全体の運営を考える必要がありますが、食事の部分は場所さえ提供すれば、あとはモビマルが「自己完結型」でゴミまでも回収して対応してくれるため、運営側は他のことに集中することができました。
実はコロナ前にもキッチンカーを自治会から複数台依頼したことがありましたが、保健所の営業許可や当日の運営方法、ゴミ処理方法などの周知など、キッチンカー事業者に対して個別に連絡を取り説明するのが大変でした。
ところが、モビマルに一括で依頼すれば、キッチンカーへの連絡は全てモビマルで対応してくれるので、自治会の負担が圧倒的に少なかった。そして、こちらの要望に細やかに対応してくださる奥野さんのおかげで、今年もリピートでモビマルに依頼する予定です。
現在の自治会の課題は、地域間格差があるものの、自治会役員の後継者が不足していることは明らかです。伝統や歴史のある地域行事は継続されていくと思いますが、枚方市のように新興住宅地での地域活動は、住民の地域への貢献意識がそれほど高くないため、自治会費の徴収も難しく、自治会運営が限界にきていると感じています。
住民は多いので、イベントを開催すれば多くの方が参加してくれますが、一緒に汗をかいてイベントを運営してくれる人がいない。これは定年延長により地域ボランティアをする方の減少や、子どもの習い事が多様化や共働き世帯の増加で子どもや保護者が忙しいことなど、様々な背景があるため、解決することは難しい状況です。
そのような中で、持続的な地域活動をするために、モビマルがキッチンカーでサポートいただけることは本当に心強く感じています。 近隣の自治会も同じ課題を抱えているので、今後はさらにエリア全体としてのモビマルのサポートに期待しています。
キッチンカーを
呼びたい方へ
キッチンカー登録数3,700台以上!
様々なイベントに対応可能
最短1週間で誘致可能!