2020年5月、神戸市にて「神戸市×モビマル 出張キッチンカー」プロジェクトを実施しました。このプロジェクトは、モビマルの地域創生の原点となっており、重要な意味を持っています。
2020年5月当時は、コロナウイルスの影響で初めて緊急事態宣言が発令された時期です。 STAY HOMEが徹底され、地域の飲食店がコロナの影響で売り上げが落ち込みました。
神戸市北区、西区は、いわゆる”ニュータウン”。住宅街が広がり、スーパーが近くになく、買い物が困難なエリアが点在しています。
そこで、3つの課題を解決するために実施されたのが、このプロジェクトです。
①「STAY HOME」で増えている家事負担の軽減
②飲食店・キッチンカー事業者の応援
③地域利便性の向上
神戸市の北区と西区で半径500m以内にスーパー等がない地域にキッチンカーを出店。
キッチンカーは、コロナの影響で売り上げが落ちている飲食店などに無料で貸し出しをして出店してもらい、食事は1食あたり100円を神戸市が負担するスキームです。
いつもと違ったランチを楽しみに、地元の方がたくさん集まってくださいました
スタートと同時に、ご年配からお子さんまで、地域の方々がご来店くださいました。
地域の方々から
「よくこの地域に来てくれた」
「楽しみにしてたよ」
「お店が再開したら、食べに行きます」
など、とても嬉しいお言葉も頂きました。
たくさんの方に来て頂き、きちんとコロナ感染対策も実施しながら、地域の皆様に喜んでいただけたことは、私たちの励みとなり、存在意義を実感することができました。
かすうどんが人気のてんてんさん
また、出店くださった飲食店の方からは、
「コロナが終わったとしても飲食店として経営が成り立つかわからない。別の販路を視野に入れてのキッチンカーの販売を試すことができてよかった」
というお声もいただきました。
これからも、地域の皆様と、飲食店をはじめとする移動販売車がwin-winになる仕組みをさらに広げていけるように邁進していきたいと思います。
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