モビマルは、企業や自治体、大学など、さまざまな場で移動販売(キッチンカー)を活用した社会課題の解決に取り組んでいます。
今回はその一例として、2023年度にキッチンカー出店のトライアルを実施し、2024年4月から本格導入を開始された同志社大学との取り組みについて、学生生活課の芹口和也さんに、取り組みのきっかけや実施後の反響についてお話をお聞きしました。
本学には、主として今出川キャンパス(京都市)と京田辺キャンパス(京田辺市)がありますが、京田辺キャンパスは最寄駅からキャンパスまで1.8kmほどあり、周辺に飲食店がない環境です。学内には複数の食堂があるものの、ランチタイムは大変混雑し、一部にはランチを食べることができない学生もいる状況でした。
特に新入生が入ったばかりの4〜5月や、秋学期始めは混み合います。2024年度からの食環境改善に向けて、以前に紹介されたことがあるモビマルに相談し、2023年12月〜2024年1月にトライアルとしてキッチンカーを出店いただくことになりました。
キッチンカーの出店は初めてのため、最初はキッチンカーの出店台数やメニューをどのように決定すれば良いかわからない状況でした。そこで、モビマルの担当である奥野様や寺田様に混雑状況を説明し、何台出店するのが良いかや主食系とデザート系の比率などについてご提案いただきながら進めていきました。
2023年12月〜2024年1月に実施したキッチンカー出店トライアルは、学生の反響が非常に大きく、キッチンカー周辺には毎回長蛇の行列ができるほどでした。
学生向けアンケートでも「たくさんキッチンカーが出ていて楽しかった」「食堂では食べられないメニューがあって嬉しかった」など好評の声が多数ありました。
また、学生だけではなく、教職員からの反響が大きかったのは予想外でした。学生の満足度を上げることによって、結果的には学生や教職員など大学に関わる皆さんの満足度向上につながると実感しました。
実施前は肉を焼くにおいや音が授業に影響がないかも気にしていたのですが、実際はそこまで気になることはなく大きなトラブルもないので試してみて良かったと感じています。
学生や教職員から好評だったことで、2024年4月から本格的にキッチンカーに出店いただくことになりました。月曜から金曜まで毎日キッチンカー3台(主食系2台、デザート系1台)に出店いただいています。日替わりで様々なキッチンカーが来てくれるので、学生や教職員から好評です。
まだ始まったばかりであることと、大学という環境のため、一般的なイベントと異なり出店場所や出店時間帯など細かいルールを設けさせていただいています。
時々規定の時間よりも早くキッチンカーが帰ってしまったりする場合などがありますが、そこはモビマルと連携してさらに改善していきたいと考えています。
キッチンカーを導入してまだ1年も経過していませんが、今後も継続的に実施するためには、いかに多くの学生に利用してもらうかがカギとなります。現在様々な媒体で学生へ周知をしていますが、さらに今後は周知の方法や頻度についても検討していきたいと考えています。
京田辺キャンパスは食環境がまだまだ万全とは言えない状況ですので、今後もさらに充実するよう取り組んでまいります。
同志社大学は、1875年京都の地に設立された同志社英学校をルーツとする、14学部・16研究科で構成される総合大学です。
創立者、新島襄の教育にかける情熱を現代にいたるまでの約150年間引き継ぎ、建学の精神「良心教育」に基づいた「良心を手腕に運用する人物」を養成し、経済・政治・宗教・教育・社会事業など、多方面で 活躍する人物を広く社会に送り出し続けています。
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