【2025年最新】キッチンカーのレンタル、リースの違いは? 相場や向いている方法を診断

キッチンカー開業
更新日:
キッチンカーで営業する女性

画像素材:PIXTA

キッチンカーで開業したいけれど、車両の購入費用が高くて一歩踏み出せない…と感じていませんか。実は、キッチンカーは購入だけでなく「レンタル」や「リース」を活用して、初期費用を抑えながら開業することも可能です。

この記事では、キッチンカーの開業にあたり、車両をレンタルやリースで利用する方法を詳しく解説します。レンタルとリースの違いから、それぞれのメリット・デメリット、そして気になる費用相場まで、具体的な情報をもとに比較検討できます。

この記事は、こんな人におすすめです。

・キッチンカーの開業で初期費用をできるだけ抑えたい方
・キッチンカーのレンタルとリースの違いや特徴を知りたい方
・本格的な開業の前に、まずはお試しでキッチンカーを出店してみたい方
・レンタルやリースの具体的な費用・相場感を知りたい方

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1分で診断! レンタル、リース、購入。あなたに合うキッチンカーの始め方は?

フローチャートで最適な選択肢を見つけよう

いくつかの簡単な質問に答えるだけで、あなたにピッタリのキッチンカーの利用形態(レンタル・リース・購入)が分かります。


Q1. 利用目的は、お試しやイベントでのスポット利用ですか?

はい

診断結果:【レンタル】がおすすめ!

理由: 1日単位で借りられ、初期費用も不要。スポット利用や事業のお試しに最適です。

いいえ
(継続的な事業として)

次の質問へ

Q2. 利用期間は半年未満を予定していますか?

はい

診断結果:【レンタル】がおすすめ!

理由: 数ヶ月単位の短期プロジェクトや、本格導入前のテストマーケティングに最適です。

いいえ
(半年以上の長期利用)

次の質問へ

Q3. 車両のデザインや内装を自由にカスタマイズしたいですか?

はい

🏆 診断結果:【購入】が最適です!

理由: 独自のブランドイメージを確立でき、長期的な資産になります。内外装の改造も自由自在です。

いいえ
(カスタマイズにこだわらない)

次の質問へ

Q4. 初期費用(車両購入費など)は、できるだけ抑えたいですか?

はい

診断結果:【リース】がおすすめ!

理由: 頭金ゼロや月々定額で新車に乗れ、初期投資を大幅に削減可能。経費として処理できる会計上のメリットもあります。

いいえ
(自己資金や融資を検討)

🏆 診断結果:【購入】が最適です!

理由: 長期的に見ると総支払額が最も安くなる可能性が高く、完全に自分の資産として所有できます。

キッチンカーの始め方・タイプ別早見表

キッチンカーの車両をどのように手に入れるか、それぞれの方法には明確な特徴があります。レンタル・リース・購入、それぞれの特徴を理解し、あなたの事業スタイルに合った方法を選びましょう。

■レンタル

・費用を抑えて気軽に始めたい方
・「週末だけ」「イベント出店のみ」など、短期間の利用を考えている方
・本格的な開業前に、お試しでキッチンカーを運営してみたい方

■リース

・初期費用を抑えつつ、中長期的に安定した営業をしたい方
・ローンを組むことに抵抗がある方
・車両のメンテナンスや保険手続きなどの手間を減らしたい方

■購入

・キッチンカーを資産として持ちたい方
・内外装を自由にカスタマイズしたい方
・長期間にわたって営業し、トータルコストを安く抑えたい方

レンタルとリースの違いは? 料金・期間・特徴を徹底比較

費用の見積もり表

画像素材:PIXTA

最大の違いは「所有者」と「契約期間」

キッチンカーを借りるという点では同じ「レンタル」と「リース」ですが、両者の最大の違いは「車両の所有者」と「契約期間」にあります。

■レンタル

レンタル会社が所有する車両を短期間(1日~数週間程度)借りる形式です。利用料は期間単位で決まっており、気軽に利用できます。

■リース

リース会社が希望の車両を新規で購入し、中長期(半年~数年)にわたって貸し出す形式です。車両の所有権はリース会社にありますが、利用者は購入に近い感覚で車を使用できます。

【比較表】レンタル vs リース メリット・デメリット一覧

レンタルとリースの違いをさらに詳しく理解するために、以下の比較表でそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

項目 レンタル リース
契約期間 短期間(1日〜数週間) 中〜長期間(半年〜10年程度)
車両の所有者 レンタル会社 リース会社
初期費用 安い(敷金・保証金など) 安い(頭金なしの場合も)
メリット ・1日単位で気軽に利用できる
・急なイベント出店などに対応可能
・車両の維持管理費用が不要
・初期費用を抑えて新車を利用できる
・月々の経費として計上できる
・好きな車両を選べる
・事業計画が立てやすい
デメリット ・長期利用だと割高になる
・内外装のカスタマイズが不可
・選べる車種や設備が限定される
・原則、途中解約が不可
・総額費用は購入より高くなる場合がある
・車両のカスタムに制限がある場合がある

キッチンカーレンタルの費用相場と料金の内訳

キッチンカーのレンタル費用は、一般的に1日あたり3万円~10万円が相場です。ただし、この金額はあくまで目安であり、レンタル会社や車両のタイプ、レンタル期間によって大きく変動します。

1日レンタルと長期レンタルの料金相場

■1日レンタル

お試し出店や単発のイベントで利用する場合、費用は3万円~5万円程度が一般的です。

■長期レンタル

数週間〜数ヶ月単位で利用する場合、1日あたりの料金は安くなります。月額料金で20万円~30万円程度が目安です。多くの会社で長期割引制度を設けています。

基本料金以外にかかる追加費用

レンタル料金には、車両の基本使用料以外にも様々な費用が含まれることがあります。契約時には以下の項目をしっかり確認しましょう。

■保険料

ほとんどの場合、車両保険や対人・対物賠償保険が含まれますが、補償内容や自己負担額は会社によって異なります。

■搬送費:車両の引き渡し・返却場所がレンタル会社の拠点と異なる場合、搬送費用が発生することがあります。

■清掃費

車両の返却時に清掃が不十分な場合、追加費用を請求されることがあります。

■調理機材費

コンロやシンクなど、車両に備え付けの設備以外に、追加の調理器具を借りる場合は別途料金がかかります。

レンタル費用を少しでも安く抑える3つのコツ

1.長期レンタル割引を利用する
数日間の利用でも、まとめて申し込むことで1日あたりの料金を抑えられます。
2.キャンペーン情報をチェックする
レンタル会社によっては、季節や期間限定の割引キャンペーンを実施していることがあります。
3.車両搬送を自力で行う
運転免許があれば、自分で車両の引き取り・返却を行うことで、搬送費を節約できる場合があります。

キッチンカーレンタルの流れを4ステップで解説

[画像:PIXTA検索ワード「キッチンカー、契約、署名、パソコン」]

キッチンカーのレンタルは、以下の4つのステップでスムーズに進められます。

ステップ1:問い合わせ・見積もり

まず、複数のレンタル会社のウェブサイトを比較し、利用目的や希望の車両タイプを伝えて問い合わせを行います。この段階で、具体的な利用期間や出店場所、必要な調理設備などを伝えると、より正確な見積もりを得られます。

ステップ2:契約・支払い

見積もりの内容に納得したら、契約手続きに移ります。利用規約や保険内容、料金体系を十分に確認し、契約書にサイン。その後、レンタル料金を支払います。

ステップ3:車両の引き渡し・使い方確認

契約した日時・場所で車両を受け取ります。この時、車両の外装や内装に傷がないか、調理設備が正常に動作するかなどを必ず確認しましょう。不明な点があれば、この場で担当者に質問して使い方を把握しておくと安心です。

ステップ4:営業・返却

準備が整ったら、いよいよ出店・営業です。レンタル期間が終了したら、契約内容に基づき、車両を返却します。返却時には、車内をきれいに清掃し、忘れ物がないかを確認しましょう。

レンタル前に確認すべき最重要チェックポイント3つ

キッチンカーをレンタルする前に、以下の3つのポイントを必ず確認しましょう。安心して営業するためにも非常に重要です。

1:出店場所での営業許可取得を代行してもらえるか

キッチンカーで食品を販売するには、出店場所を管轄する保健所で、借りる本人名義の「営業許可」が必要です。レンタル車両の営業許可を自分で取るか、業者で代行を行ってもらえるか、必ずチェックしましょう。

2:万が一に備える「保険」の適用範囲はどこまでか

キッチンカーは車両であると同時に店舗です。万が一、事故やトラブルが発生した場合に備え、以下の保険内容をチェックしましょう。

・車両保険:車両の損傷や盗難をカバー
・対人・対物賠償保険:お客様や第三者への損害をカバー
・生産物賠償責任保険(PL保険):提供した食品が原因で健康被害などが発生した場合をカバー

レンタル料金に含まれる保険の適用範囲や、自己負担額を事前に確認しておくことが大切です。

3:提供メニューに必要な「調理設備」は揃っているか?(電源容量・ガスなど)

あなたの提供するメニューに必要な調理設備が、レンタル車両に備わっているかを必ず確認してください。特に、以下の3点は重要なチェックポイントです。

1.電源容量:電気調理器を複数使う場合、車両の電源容量が足りるかを確認しましょう。
2.ガス:プロパンガスの容量や残量、ガス器具の種類をチェック。
3.水タンク容量:提供メニューや営業時間に対して、給水・排水タンクの容量が十分かを確認しましょう。

本格的なキッチンカー開業なら「リース」も選択肢に

お試し出店ではなく、本格的にキッチンカーを事業として展開していくなら、リースも有力な選択肢です。購入に比べ、初期費用を抑えながらも、希望の車両で長期的に安定した営業が可能です。

リースの方が得になる場合は?

長期的な事業計画が明確で、毎月の支払額を一定にしたい場合はリースが向いています。特に、以下のようなケースではリースが有利になることがあります。

・多額の初期費用を用意できない場合
・会計上のメリットを得たい場合(リース料を経費として計上できる)
・定期的なメンテナンスの手間を減らしたい場合

リースの費用相場

リースの費用は、車両のタイプや契約期間、リース会社によって大きく異なります。 一般的な目安として、月額5万円~10万円程度が相場です。ただし、この金額は車両代のみで、別途保険料や走行費、車検費用などがかかる場合もあります。

契約の注意点

リースの契約は長期にわたるため、以下の点に注意が必要です。

・原則、途中解約ができないため、事業計画をしっかり立ててから契約しましょう。
・中途解約すると違約金が発生することがほとんどです。
・リース期間終了後の車両の扱い(再リース、返却、買い取りなど)を事前に確認しておきましょう。

自分に合った方法でキッチンカーの夢を叶えよう

キッチンカーで開業する夢を叶える方法は、購入だけではありません。今回ご紹介したように、レンタルやリースをうまく活用すれば、初期費用を抑え、リスクを減らしながら第一歩を踏み出せます。

事業の目的や期間、予算に合わせて、最適な方法を選びましょう。まずは気軽に始められるレンタルで「お試し出店」をしてみるのも良いでしょう。本格的な事業展開を目指すなら、リースや購入も視野に入れて検討してみてください。

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よくある質問

Q
レンタルとリース、結局どちらがおすすめですか?
A
どちらがおすすめかは、あなたの目的によって異なります。まず、週末だけやイベント時など、短期間のお試し出店をしたい方は「レンタル」がおすすめです。一方、中長期で本格的な開業を考えている方は、初期費用を抑えつつ新車を利用できる「リース」を検討してみましょう。
Q
レンタルキッチンカーの営業許可はどうすれば良いですか?
A
レンタル車両の営業許可は、レンタル会社が取得していることがほとんどです。ただし、出店する地域や保健所のルールによっては、利用者が新たに営業許可を申請する必要がある場合があります。必ずレンタル会社と出店予定地の保健所の両方に、事前に確認を取るようにしてください。
Q
キッチンカーをリースする際の審査は厳しいですか?
A
リース契約には審査があります。審査基準はリース会社によって異なりますが、主に事業計画や信用情報、過去の財務状況などがチェックされます。リース会社によっては、開業したばかりの事業者向けのプランを用意しているところもあるため、まずは相談してみることをお勧めします。
Q
レンタルしたキッチンカーで、提供メニューは自由に選べますか?
A
原則、提供メニューは自由に選べますが、車両の設備が対応しているかを確認する必要があります。例えば、揚げ物をする場合は油を処理する設備、大きな電力が必要な調理器具を使う場合は電源容量が重要になります。メニューに必要な設備が揃っているかを、レンタル契約前に必ず確認しましょう。
Q
レンタル期間の延長はできますか?
A
はい、多くのレンタル会社でレンタル期間の延長が可能です。ただし、延長料金が発生する場合や、希望する期間に車両の空きがない場合もあります。期間延長の可能性がある場合は、事前にレンタル会社に相談しておきましょう。

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この記事を監修した人
太田 明男
一般社団法人日本移動販売協会 代表理事
1992年リクルートに入社。
2019年に「一般社団法人日本移動販売協会」を創立。移動販売のマッチングサービス「モビマル」を関西圏からスタートし、現在全国に展開中。