300万円あれば開業できる? キッチンカー開業にかかる費用と相場感を解説

キッチンカー開業
2024/03/18
キッチンカー

画像素材:PIXTA

飲食店と比べて開業資金が抑えられると言われているキッチンカー。開業にかかる費用にはどのようなものがあるのでしょうか。本記事では、キッチンカーの開業に必要な費用や、相場感をまとめました。

キッチンカー開業費用は「初期費用」と「運転資金」に分けて考える

キッチンカーの開業費用は車両や設備購入にかかる「初期費用」と、月々の運営にかかる「運転資金」の2つに分けられます。

よく「キッチンカーの開業は300万円」と言われますが、これは車両+設備の価格と考えた方が良いでしょう。実際には食材や容器などの消耗品や燃料、駐車場代などの運転資金がかかり、車両と設備を購入するだけでは開業はできないからです。

以下のような項目に分けて考えましょう。

【初期費用】

・車両購入(車両改装費が別にかかる場合もあり)

・設備購入料金

・営業許可取得費/食品衛生責任者取得費

【運転資金】

・燃料代(ガソリンと光熱費)

・容器・カトラリー等の消耗品費

・出店料

・駐車場代

・広告費・販売促進費用

・人件費(個人でやる場合は生活費)

運転資金に関しては、最低でも3か月以上、可能であれば6か月分用意しておくことで安心して営業に取り組むことができるでしょう。

車両の入手経路と、目的で相場感が変わるキッチンカーの「初期費用」

初期費用で一番のウェイトを占める車両購入費・改装費は車の入手方法によって、以下のように相場感が変わってきます。

1)所持している車を自分で改装する…50万円

2)所持している車を業者に改装を依頼する…100万円~150万円

3)改装済のキッチンカーを購入する…250万円~350万円

4)キッチンカーをレンタルする…40,000円/1日、18万円/1週間、40万円/1か月

また、設備購入の相場感は、焼きそばやお好み焼きを作る鉄板(グリドル)で8~10万円、ケバブマシーンで7~8万円といわれています。

営業許可取得の費用については、営業する地域を管轄する保健所に申請する必要があり、県を跨ぐ場合などはそれぞれ申請をする必要があります。1つの地域に申請する時には16,000円~19,000円かかるため、出店地域を広くとろうとするとその分初期費用がかかります。

また、キッチンカーを営業するには最低1名食品衛生責任者を持つ人が必要であるため、こちらの取得費用である12,000円(東京都の場合)も初期費用に含まれます。

キッチンカーの費用を計算する男性の手

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キッチンカーは開業3か月で150万円必要? 運転資金の内訳を解説

キッチンカーの運転資金は3か月で150万円必要だといわれますが、それらはどのような内訳になっているのでしょうか。

・燃料代(ガソリンと光熱費)…8~10万円

・容器・カトラリー等の消耗品費…透明カップ+皿100個で1,000円程度

・出店料…平日2,500円~、土日祝10,000円~

・駐車場代…15,000円~30,000円

・広告費/販売促進費用

チラシ・ショップカード…3,000部で20,000円~30,000円
のぼり、タペストリー等デザイン込みで制作…70,000円~150,000円(初月のみ)

・人件費(個人の場合は生活費)…40,000円/週

初月のみかかる運転資金も含まれていますが、実際に営業する場合、ここに食材の仕入れ費用も含まれるため、通常の維持費と経費は30万円~ほど見ておけば余裕を持った運営ができるでしょう。

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