キッチンカーの場所貸しに必要な手順は? 必要な許可や手続きについても解説

キッチンカー運営
公開日:2024/07/03 更新日:2024/12/12
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空きスペース活用やイベントの集客に役立つことから注目が集まっているキッチンカー。キッチンカーを呼びたいとき、どのような手順を踏めばよいのでしょうか。場所貸しをする場合の手続きについても解説します。

本記事は、こんな人におすすめです。

・キッチンカーを呼びたいが、何から考えればいいかわからない
・キッチンカーを呼ぶための許可や手続きについて知りたい
・イベント主催を検討しており、キッチンカーを呼びたい
・キッチンカーを簡単に呼びたい

当サイト「モビマル」はキッチンカーを呼びたい人と、キッチンカーを出店したい人のマッチングサービスを行っています。相談は無料で、リスクも少なくキッチンカーを呼ぶこともできますので、キッチンカーを呼ぶか迷っている方も、ぜひ、下記のリンクをクリックしてください。

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キッチンカーの場所貸しの手順は? 事前準備と考えておくこと

・イベントを開催する予定である
・管理している土地や施設の空きスペースを利用したい
・飲食店のない場所で食事を提供したい

上記のような方には、キッチンカーへの場所貸しがおすすめです。しかし、キッチンカーに場所貸しをするには何から考えればいいかわからないという人もいるでしょう。空きスペースやイベントなどに「キッチンカーを呼びたい」と思ったら、事前に以下のことを考えておく必要があります。

キッチンカーを呼ぶ事前準備(1)いつ、どこに呼ぶかを決める

まず、キッチンカーを「いつ、どの場所に呼びたい」かを考えます。

空きスペースの場合は、その場所の「何曜日の何時~何時」など、その空きスペースでキッチンカーに営業してほしい時間帯を決めます。場所貸しをするスペースや施設の特性にもよりますが、例えばオフィス街であれば平日、繁華街であれば土・日・祝日といったように、人通りがある時刻と、昼・夕方・夜など、食事や休憩を取りたい時間を考え、需要がありそうな時間を見定めるとよいでしょう。

キッチンカーに最低稼働時間はありません。しかし、あまりにも短い時間の出店はキッチンカーにとって、採算が取れるかわからないため、募集をかけてもキッチンカーが集まらない可能性があります。おおよそ4~6時間程度営業できる時間があれば、キッチンカーにとっても出店しやすい案件になります。ただし、出店方式によっては、その限りではありません。出店方式については後述します。

以下の記事でも、キッチンカーの出店方式や費用について解説しています。

【2024年最新版】キッチンカーを呼ぶためにかかる費用はいくら?

キッチンカーを呼ぶ事前準備(2)メニューや食数を決める

キッチンカーに提供してほしいメニューや、おおよその食数を考えます。

メニューは季節や場所、時間帯によって需要が変化します。夏の暑い季節に冷たいドリンクが売れたり、寒い季節には温かい料理が売れるなどの季節要因のほか、時間帯によって、しっかりとした食事メニューがいいのか、クレープなどの軽食がいいのかなど、おおよそのイメージを考えておきましょう。

食数をこの段階で決めるのは難しいかもしれませんが、例えばケータリング利用であれば「◯人分の食事を提供したい」など、人数が読める場合はこのあとの「キッチンカーの台数」をすぐ決めることができます。

キッチンカーを呼ぶ事前準備(3)呼ぶ台数を決める

メニューや食数の見通しから、キッチンカーを呼ぶ台数を決めます。用意できる食数の目安は、メニュー等にも左右されますが、小型のキッチンカーで70~80食程度、中型のキッチンカーで100~150食程度が目安です。

空きスペースに呼ぶ場合は、まずその空きスペースに何台キッチンカーが呼べるかを考え、来客数を考えつつ台数を決めます。

イベントの場合は、スペースの広さと、利用者の見込みによって台数を決めましょう。展示会やフェスティバル系のイベントであれば、ある程度の集客が見込めるため、複数台バラエティに富んだキッチンカーを呼ぶこともできます。

キッチンカーを呼ぶ事前準備(4)出店方式を決める

キッチンカーの出店料についての取り決めをします。キッチンカーから出店料をもらう「通常出店方式」、提供する商品をあらかじめ買い取る「商品買取出店」、一定の売上に達しない場合、キッチンカーに売上保証金を支払う「売上保証形式」の3つがあります。

「通常出店方式」は、キッチンカーが場所の利用料を「出店料」として支払う方式です。1日の出店料、もしくは売上の数%、またはその両方をもらうことができます。通常出店方式は、ある程度集客が見込める場所で採用されることの多い出店方式です。天候などに客足が左右されやすいところはキッチンカー事業者にとってリスクもあるため、直前の募集などでは応募が来づらい場合があります。

「商品買取り出店」は、その名の通り、そのキッチンカーが用意する商品を一括で買い上げ、利用者に無料・もしくは安価で商品を提供する出店方式です。利用する人数があらかじめ決まっているイベントや、ケータリングでの利用に向いています。キッチンカーにとっては売上が読みやすく、客足によるリスクも少ない良い条件のため、応募も集まりやすくなっています。

「売上保証形式」は、その名の通り、一定の「保証金」をキッチンカー側に支払う出店方式です。保証金を上回る売上が出た場合、通常出店方式と同様に、売上の数%をキッチンカー側からもらうこともできます。客足が読みづらい場所や、通常出店方式では応募が来ない、直前での募集などで採用されることの多い方式です。

出店方式については、次の記事でも詳しく解説しています。

【2024年最新版】キッチンカーを呼ぶためにかかる費用はいくら?

キッチンカーの商品を手渡す女性店員

画像素材:PIXTA


直前でもキッチンカーは呼べる?

キッチンカーの業者によっては、直前でも対応してもらえる場合がありますが、直前になるほど呼べるキッチンカーの選択肢は狭まります。

モビマルを利用する場合、キッチンカーを呼ぶ際の事前準備は、最短で「1週間前」までに決定するのが目安です。

また、場所貸しをする側にとってリスクの少ない「通常出店方式」では、キッチンカー側にリスクが大きくなるため、売上保証形式や商品買取り方式で募集をかける方が集まりやすくなります。なるべく余裕を持ってキッチンカー探しを行いたいものです。

このように、キッチンカーを呼ぶには事前にさまざまな事柄を考慮する必要があります。特に初めて呼ぶ際には、必要なキッチンカーの台数や出店方式について決めることは難しいでしょう。当サイト「モビマル」を利用する場合、希望を無料ヒアリングした上で、キッチンカーとのマッチングを行うことができます。

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キッチンカーに場所貸しする時の方法は?

キッチンカーを実際に呼ぶ際には、キッチンカー運営業者との直接交渉、もしくはモビマルのようなキッチンカーを誘致するサービスを利用する方法があります。

キッチンカー運営会社との直接交渉

キッチンカーを運営する業者のウェブサイト等を通じて、直接依頼をすることができます。余計な手数料が発生しないことはメリットですが、一台ごとにスケジュールの調整から契約交渉をすることとなり、手間やリスクが大きくなります。

また、優良な業者とそうでない業者の見極めが難しいのもデメリットです。一台ごとに営業許可の取得状況や保険加入についての確認などをする必要があります。

マッチングサービスの利用

当サイト「モビマル」のような、キッチンカーと出店場所のマッチングサービスを利用してキッチンカーを呼ぶことができます。複数台のキッチンカーとの契約・手続きを簡便に済ませることも可能です。多種多様なキッチンカーを呼ぶことも、マッチングサービスを利用すれば簡単に行えます。

アドバイザーに相談する

当サイト「モビマル」を通してキッチンカーを呼ぶ場合、無料でアドバイザーの相談を受けることができます。

移動販売に精通した知識と経験を持つアドバイザーに相談すれば、イベントの規模や空きスペースの特徴から、適切なキッチンカーの選び方や、台数の読み、おすすめの募集方式などを提案してくれます。

また、「モビマル」の場合、登録キッチンカーは「運転免許証」「PL保険加入証明書」「施設賠償責任保険加入証明書」「営業許可証」「車検証」「自動車保険」などの確認が済んでいるため、それらの有無を確認する必要はありません。

キッチンカーを呼ぶ際にはさまざまな確認や手続きが必要になりますが、全面的にそれらのサポートを行ってくれます。曖昧なイメージでもかまいません。「キッチンカーを呼びたい」と思ったら、下記リンクからアドバイザーに無料相談をお申し込みください。

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悩む飲食店の男性

画像素材:PIXTA


キッチンカーに場所貸しするために必要な許可は

キッチンカーを呼ぶためには、出店場所の管理者から使用許可を得ることが必要です。

敷地内の空きスペースに呼ぶ場合

車寄せや駐車場といった空きスペースの場合、その場所の規約に応じて管理者の許可を得る必要があります。その際にキッチンカーがどのような商品を出すか(火を使用するかどうか)、どれほどの利用者を見込んでいるかなど、その場所が定める必要情報を揃えて許可を申請しましょう。

敷地内の空きスペースが「公開空地」である場合

出店予定場所が「公開空地」である場合、「公開空地利用申請」が必要になります。「公開空地」とは、ビルやマンションなどに設けられた、一般客も利用できるオープンスペースのことで、多くの場合樹木や街灯が設置され、遊歩道などが整備されている場合もあります。

公開空地利用申請は、その土地を管理する地方公共団体に申請を行います。東京都の場合、「活用開始日」「活用理由」「活用面積」を所定の書式に記入します。

イベントに呼ぶ場合

イベントにキッチンカーを呼ぶ場合ですが、まずはその開催地でイベントの開催許可を取る必要があるため、その許可を取る際にキッチンカーを呼ぶことを盛り込むとよいでしょう。

見込みの台数や利用者数、火を使うかどうかなど、開催地によっては詳細に記載して申請をする必要があります。

キッチンカーの「営業許可」の申請は必要?

キッチンカーの「営業許可」は、呼ぶ側での申請は必要ありません。キッチンカーの営業許可は、キッチンカーの事業者側で取得すべきものです。

営業許可は、同じ業者でもキッチンカー一台ごとに取る必要があります。また、キッチンカーの営業許可は、営業地を管轄する保健所ごとに取得する必要がある点に注意が必要です。呼ぶ場所で有効な営業許可を取得しているかどうか、確認する必要があるでしょう。

経理作業をしている手元

画像素材:PIXTA


場所貸しにはどのくらいの費用がかかる?

キッチンカーを呼ぶにあたり、かかる費用は以下の通りです。

・呼ぶ際に利用するサービスの手数料
・保証金または商品代金

出店方式によっては、キッチンカー側から逆に出店料をもらうこともあります。以下より、それぞれの出店方式における費用の目安を解説します。

モビマルでは、無料でキッチンカーを呼ぶことができるプランもあります。詳しくはお問い合わせください。

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通常出店方式(出店料・費用をもらう)の場合

1日あたりの出店料をキッチンカー事業者からもらう「通常出店方式」では、契約によって、売上の5~10%程度をもらうこともできます。

<相場>
平日3000円~、週末1万円~1万5000円程度、もしくは売上の5~10% のどちらか、またはその両方から、モビマルへの手数料を引いた額が場所提供者に支払われます。

商品買取形式(キッチンカーの商品を買い上げる)の場合

キッチンカーにあらかじめ決められた食数を用意してもらい、その分を依頼側で買い上げるのが「商品買取形式」です。

たとえばモビマルで「買い取り出店形式」を選び、500円のクレープを100食買い上げた場合、費用は以下のようになります。

出店依頼料=保証金額500円×売上100食=50,000円+手数料※

※手数料は依頼するタイミングなど、案件によって変化します。

売上保証形式(売上によって料金・費用が発生する)の場合

一日の売上が一定の額に達しなかった場合、売上保証金をキッチンカーに支払う契約です。保証金以上の売上があった場合、通常出店と同じ扱いになります。売上保証金は、2万円~5万円程度が相場です。

例えば、「売上保証形式」を選び、売上保証金額を5万円に設定した場合、その日の売上額によって費用は以下の2通りになります。

1)その日の売上が保証金額と同じ、または上回る場合

保証金額50,000円ー売上50,000円=費用0円+手数料※

2)売上が保証金額を下回る場合

保証金額50,000円ー売上30,000円=費用20,000円+手数料※

※手数料は依頼するタイミングなど、案件によって変化します。

キッチンカーを呼ぶ際の「費用」に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。

【2024年最新版】キッチンカーを呼ぶためにかかる費用はいくら?

営業中のキッチンカー2台

画像素材:PIXTA


キッチンカーの場所貸しで用意しておきたい設備

キッチンカーを呼ぶ際、会場側・施設側で用意しておくとよい設備を解説します。設備が整っている場所は、キッチンカーにとって出店しやすく、応募が集まりやすい傾向にあります。

電源

キッチンカーは基本的に発電機を備えていますが、機材や外装(照明など)の利用で電源を必要とする場合があります。フェスやお祭りなどのイベントの場合、発電機などでの対応をするかどうかを決めておくとよいでしょう。

水道・排水設備

キッチンカーは必ず給水タンクを備えていますが、水道があることで長時間の営業にも対応しやすくなります。また、排水用タンクが溢れないよう、適切に処理できる排水設備も重要です。衛生管理のためにも、排水の回収や処理がしやすい設備を整えておくこと、キッチンカーからの応募が集まりやすくなります。

ゴミ箱・ゴミ回収施設

キッチンカーはテイクアウトでの商品提供が基本です。使い捨ての食器で商品を提供するため、どうしてもその場でゴミが出てしまいます。イベントで利用客が商品を持って移動する場合、キッチンカー自身でのゴミ回収が難しい場合もあるため、エコステーションなどゴミを回収する施設や、ゴミ箱を設置しましょう。

ゴミを捨てる場所がないと会場全体が汚れてしまう可能性があるため、依頼の内容によってはしっかりと検討したいところです。

照明設備

暗くなる時間まで営業してほしい場合、キッチンカー側が照明を用意している場合もありますが、会場やエリア全体を照らす照明設備が備えられていれば、お客の目に留まりやすく、利用しやすくなります。

青空の下で営業するキッチンカー2台

画像素材:PIXTA


キッチンカーの場所貸しの具体的な流れ~「モビマル」を使用した場合

キッチンカーを呼ぶ具体的な流れ~「モビマル」を使用した場合 当サイト「モビマル」を利用した場合の具体的な流れを以下より解説します。モビマルでは、最短1週間でキッチンカーを呼ぶことができます。

1)問い合わせ

問い合わせフォームより必要事項を記入し、送信します。お名前やご連絡先のほか、キッチンカーを募集したいエリアや、予算や希望台数などを記入できます。

この時点では内容がきっちりと決まっていなくても大丈夫です。おおまかな情報と、実現したいことをお知らせください。

2)モビマル担当者との相談

ご記入いただいた情報をもとに、モビマルの担当者とオンライン/電話などでキッチンカー出店内容確認のお時間をいただきます。ご要望や不明点があれば、この時に遠慮なくお申し付けください。

お伺いした内容をもとに、こちらからご提案をさせていただく場合もあります。

3)募集開始

お聞かせいただいた内容をもとに、サイト上に情報を掲載し、キッチンカー事業者の募集を行います。募集案件についての補足や変更があれば、その旨お知らせください。募集期間は1週間以上の余裕をもって行うことで、キッチンカーが集まりやすくなります。

4)マッチング・シフト確定

出店したい車とのマッチングを行い、当日に呼ぶキッチンカーを決定します。応募多数の場合は、どのキッチンカーを呼ぶか選ぶ作業が必要になります。イベント期間や場所利用期間中のシフト作成のお手伝いもいたします。

5)当日

依頼したキッチンカーが当日来て、営業をします。出店内容によってはモビマルの担当者が立ち会う場合もあります。

キッチンカーを呼ぶのは難しくない! まずは気軽にご相談を

キッチンカーを呼ぶためには通常、さまざまな手続きが必要になりますが、当サイト「モビマル」のようなマッチングサービスを利用すれば、それらの手間なくキッチンカーを呼ぶことができます。

当サイト「モビマル」に登録されているキッチンカーは業界最多クラスです。皆様のご希望を伺いつつ、適切なキッチンカーとのマッチングを行っていますので、「キッチンカーを呼びたい」とお考えの際は、ぜひ下記リンクからお問い合わせください。

よくある質問

Q
キッチンカーの場所貸しで考えることはなんですか?
A
呼ぶ「場所」、「日時」、おおまかな「利用者数」、そして「どんなメニューを出して欲しいか」を考えます。
Q
キッチンカーの場所貸しにはどのような許可が必要ですか?
A
施設や空き地にキッチンカーを呼ぶ場合、持ち主や管理者への利用申請が必要です。
Q
キッチンカーを呼ぶ際の費用相場はどれくらいですか?
A
出店方式によって相場の目安は変化します。モビマルを利用した場合、通常出店方式の場合、無料もしくは1台あたり10,000円~/日、商品買取出店で50,000円~/日、売上保証形式で20,000円~50,000円/日程度(売上が保証金額を超えた場合は無料)となっています。
Q
キッチンカーを呼ぶ際、営業許可は必要ですか?
A
キッチンカー側で取得するため必要ありません。しかし、その営業許可が有効かの確認は必要になります。
Q
キッチンカーをイベントに呼ぶ場合はどのような許可が必要ですか?
A
イベント主催者は、開催地の管理者に利用申請を行います。

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この記事を監修した人
太田 明男
一般社団法人日本移動販売協会 代表理事
1992年リクルートに入社。
2019年に「一般社団法人日本移動販売協会」を創立。移動販売のマッチングサービス「モビマル」を関西圏からスタートし、現在全国に展開中。

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