キッチンカーの内装で重要なポイントは?おしゃれな内装や費用について解説

キッチンカー運営
公開日:2024/11/19 更新日:2024/11/28
記事タイトル入りのキッチンカーの写真

キッチンカーの「内装」はどのようにすべきか、考えたことはありますか? 内装というとインテリアなどの「見た目」を想像する人もいれば、設備などの「機能面」を想像する人もいるでしょう。

本記事では、キッチンカーの「内装」について解説します。これからキッチンカーを手に入れようとしている人や、今キッチンカーを持っていて、内装を変えようと思う人はぜひ読んでみてください。

この記事は、このような人におすすめです。

・キッチンカーの内装のポイントについて知りたい人
・キッチンカーの設備について知りたい人
・保健所の検査でチェックされる内装のポイントを知りたい人
・おしゃれなキッチンカーに見えるコツを知りたい人

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キッチンカーの内装で重要なポイント

キッチンカーは、調理施設を食材ごと運ぶ「移動できる飲食店」です。そんなキッチンカーの内装が持つ重要な役目は、3つあります。衛生管理のための「安全性」、車内の限られたスペースで作業ができる「機能性」、そしてキッチンカーのコンセプトを伝える「デザイン性」の3つです。

以下より、この3つについて詳しく解説していきます。

衛生管理のための"安全性"

安心・安全に食を提供するためには、さまざまな工夫が必要です。手洗い場と食材を洗う場所が分かれていることや、冷蔵庫・冷凍庫の有無、食材をしまうスペースや作業場との区切りなど、食材の鮮度を保ち、衛生的に調理を行えるスペースを確保する必要があります。

汚染や食中毒を起こさず、安心・安全な食品を提供するための法律が「食品衛生法」です。キッチンカーは移動型の飲食店として食品を調理・販売するために、食品衛生法により、飲食店と同等の衛生管理基準が求められています。その衛生管理を正しく行うためには、衛生基準を満たすキッチンカーの内装・設備を揃えることが必要です。

蛇口やシンクの数、調理スペースの仕切り、ゴミ箱の位置など、キッチンカーの設備や構造が、衛生的に管理できるような基準を満たしているか最低限求められます。また、火を使う設備など、調理が安全に行えるかもキッチンカーの内装において考えるべきポイントです。

限られたスペースで運営するための"機能性"

キッチンカーは、車内という限られたスペースの中で、仕込み・調理・接客など、飲食店の一連の業務を行う必要があります。キッチンカーの設備の配置は、中で作業を行う人の動線を大きく左右する要素です。ひとつ配置を変えただけで作業のしやすさがガラッと変わるため、日々の営業をスムースに行うために考えるべき要素です。

また、キッチンカーを何人で運営するかも動線を左右する要素のひとつ。一人で調理から販売まで行う、いわゆる「ワンオペ」のキッチンカーと、2名以上で運営するキッチンカーではそもそも動線の作り方が変わります。

図面の時点では使いやすそうに思えても、実際にキッチンカーの中で作業をしてみると、配置変えをしたくなることもあるでしょう。ただし、シンクや調理台など、大きな設備は簡単に動かせないため、特に考えて配置を行う必要があります。

キッチンカーのコンセプトを伝える"デザイン性"

キッチンカーの内装は、あまりお客から見えない・なるべく見せないものも多いですが、「見える部分」にこだわることで、お客にそのキッチンカーの持つコンセプトや価値を伝えるためのツールになります。

食材をあえて見せることで新鮮さをアピールしたり、使っている器具や調理工程をあえて見せることで、お客の購買意欲を高めることができます。また、外装との兼ね合いになりますが、基調とする色やテイストを合わせることでキッチンカー全体の見た目に統一感が生まれ、目立ちやすくなります。たくさんのキッチンカーがある中でお客の目に留まることは集客につながり、売上の底上げにもつながります。

緑色の大型キッチンカー

画像素材:PIXTA


キッチンカーの内装の要素は?

キッチンカーの内装を要素に分けると「床」「壁・天井」「窓」「調理設備」「カウンター」「収納」の6つに分かれます。それぞれ、先に挙げた「安全性」「機能性」「デザイン性」に密接に関わる要素ですので、バランスを考えて選ぶことが大切です。以下から、それぞれの要素について詳しく解説していきます。

(1)床

キッチンカーの床は、清潔感を左右するとともに、移動や清掃のしやすさに関わる要素です。水や油がこぼれたり、飛び散る可能性があるため、中で作業するにあたり、滑りにくく、水拭きができる清掃しやすい素材を選ぶとよいでしょう。

具体的には、耐水性のあるコンクリートパネル(コンパネ)や、フローリングマット等がキッチンカーでよく選ばれます。色は、あまり外から見える部分ではないため、好みで選んでもかまいませんが、汚れの目立たない濃いめの色味にする方が無難でしょう。

また、土台となる部分であるため、耐久性や断熱性も注目したいところです。床板を貼る前に、土台に断熱材を貼ると、夏場の気温上昇をある程度抑えることができます。特に火を使うキッチンカーの場合、防炎素材であることは必須になります。

防水性・耐久性・防炎性に優れている素材では、コンパネやフローリングマットに加えて、縞鋼板も選択肢に入ります。高級感や清潔感に優れ、お手入れがしやすいことにおいてもすぐれた素材です。

(2)壁・天井

壁や天井は、床についでキッチンカーを形作る重要な要素です。雨や風を防げることはもちろんですが、ホコリや虫など、外部からの汚染から食材や商品を守るための大切な役割があります。これらを完全に防ぐことは、営業許可を取得する必須条件にもなっています。

床と同様に、耐水性のある素材で、できれば掃除のしやすい平らな素材を選ぶのをおすすめします。調理によって汚れがつくためです。特に揚げ物や炒め物などは、調理中に細かい油が蒸気に乗って壁や天井に付着しやすく、より手入れのしやすさが求められるでしょう。

また、中の環境にも大きな影響があります。密閉性のある空間で加熱調理を行うことが多いキッチンカーは、気温が上昇しやすく、夏の暑い季節などには気温が上昇し、中で働く人にとって過酷な環境になります。壁や天井も床と同じく、断熱性のある素材を使うことで、気温の上昇をある程度防ぐことができます。

壁には窓や換気扇、天井には照明器具といったように、他の設備を取り付けるため、加工のしやすさも大切です。

(3)窓

キッチンカーの内装において、窓はもっとも重要な要素のひとつです。窓は換気をするためだけではなく、お客への商品の受け渡しや接客を行う部分になります。

そのため、キッチンカーの窓は大きくとる方が一般的に良いとされています。窓が大きいことで、外光も差し込みやすくなるため、キッチンスペースも明るく清潔的に見えるでしょう。調理中の風景を見せることで、お客にシズル感を伝えることもできます。

窓には、ガラスの引き戸や、屋根にもなる跳ね上げ窓、シャッターなど、開口部をふさぐ選択肢がいくつかあり、キッチンカーのコンセプトによって検討するポイントになります。

ただし、保健所の検査において、窓は換気のほか、ほこりや虫などの侵入を防げることが検査の基準となります。保健所によっては網戸が必要な場合もあるため、営業地域を管轄する保健所に確認をしましょう。

(4)調理設備・機材

キッチンカーのスペースの大部分を占めることになるのが、調理設備です。調理設備には、冷蔵庫や冷凍庫などの食材を保管する機材、一般的に洗い場となる水周りの設備、炒める・揚げるなどの調理設備、材料を切る・盛り付けるなどの作業場など、多岐にわたっています。

法令によって、シンクの数など決められたものもありますが、法令を遵守した上で、動線を意識して配置することが求められます。また、調理設備は扱う商品によって変わります。たとえば揚げ物であればフライヤー、ホットドッグなど焼き物をするのであればグリドルなど、扱うメニューの種類と数によっても必要なものが違うため、配置とともに最初によく検討したいところです。

(5)カウンター

カウンタースペースは、一般的に窓際に設置される最終的な商品の盛り付けや梱包などを行う場所です。お客との商品の受け渡しや接客を行う場所になるほか、一時的に物を置く場所などにもなりうるため、広めのスペースが必要になります。

特にキッチンカーは、カウンターや作業台を「高め」にすることがポイントです。かがんでの長時間作業をすることで、腰痛のリスクを抱えることになります。なるべく立った状態で作業を行えるスペースを作りましょう。

(6)収納

キッチンカーには食材や調味料、器具などをしまっておける収納スペースが必要です。特にテイクアウトが基本となるキッチンカーでは、提供の際の容器や使い捨てのカトラリー類の収納場所の確保も重要となります。営業で必要となる数や、容器の形状なども考慮したうえで収納場所を確保することが理想的です。また、収納は保健所の検査対象にもなるため、必ず扉付きの収納スペースを作るようにしましょう。

以上がキッチンカーの内装における要素です。キッチンカーに必要な「設備」については、以下の記事でも解説しています。

▼キッチンカーの開業準備、営業許可取得から日々の営業に必要な「設備」を解説

打ち合わせを行う飲食店店員と工事関係者

画像素材:PIXTA


保健所の検査でチェックされる内装のポイントは?

キッチンカーが営業許可を得るためには、営業地を管轄する保健所に申請を行う必要があります。営業許可の申請の際、キッチンカーは申請者の立ち会いのもとで検査を行います。ここからは、「営業許可」を取得する際にチェックされる内装のポイントについて解説していきます。

以前は保健所ごとに検査基準が異なっていましたが、2021年6月1日からの食品衛生法の改正により、全国で一律の基準になりました。ただし、自治体によっては推奨基準が設けられている場合もあるので、必ず管轄の保健所に確認を行ってください。

キッチンカーの営業許可については、以下の記事でも詳しく解説しています。

▼2024年最新版】キッチンカーの営業許可を取得するには? 保健所への申請手順を詳しく解説

本記事では、東京都を例にとり解説を行います。

参考サイト:
東京都保健医療局「新たに食品に関する営業を始められる皆さんへ ー自動車関係営業許可申請等の手引ー」

保健所のチェック項目

営業許可の申請を行う際に、営業予定のキッチンカーの図面を提出します。立ち会い検査は、図面通りになっているかどうか、安全に調理・商品提供ができる環境になっているかをチェックします。内装における具体的なチェック項目は、以下の通りです。

1 キッチンカーが耐水性・耐久性がある床や壁で構成されており、ホコリ・粉塵や昆虫などの侵入を防止できるか。
2 使用目的に応じて区画されているか。ここでは、運転席とキッチンスペースが区切られているかを表します。
3 調理加工を行うにあたり、十分なスペースが確保されているか。
4 キッチンカーの床・内壁・天井が清掃しやすい構造になっているか。
5 キッチンカーの内部が十分な明るさを有する構造になっているか。照明器具等が適切に取り付けられているか。
6 キッチンカー内に換気のできる設備・構造が必要に応じて設けられているか。窓の有無や換気扇があるか。
7 手洗い用の蛇口・シンクがあるか。
8 飲用水を供給できる給水タンクがあるか。取り扱う食品や食器によって、40リットル以上・80リットル以上・200リットル以上の基準があります。
9 蓋付きで、清掃しやすいゴミ箱が設置されているか。
10 営業上必要な電力を供給する電源装置が設置されているか。
11 移動する必要のない設備が、きちんとキッチンカー内で固定されているか。
12 冷蔵庫・冷凍庫などの食材を保存する設備が必要に応じて備えられているか。
13 手洗い場とは別に、洗い場の蛇口とシンクが設けられているか。
14 必要に応じた器具が備えられており、それを保管する収納設備があるか。

参考サイト:
東京都保健医療局「新たに食品に関する営業を始められる皆さんへ ー自動車関係営業許可申請等の手引ー」

より要約

図面で解説

キッチンカー営業許可の図面

引用元:
東京都保健医療局「新たに食品に関する営業を始められる皆さんへ ー自動車関係営業許可申請等の手引ー」

スムーズにキッチンカーを運営するための内装のポイント

キッチンカーをスムーズに運営するためには、内装面での工夫が必要不可欠です。移動しやすく、作業しやすく、営業しやすいキッチンカーにするためには、以下のような点に注意して、キッチンカーの内装を決めていくとよいでしょう。

販売する商品に合わせた内装にする

キッチンカーが販売する商品のコンセプトに合わせて、内装を決めていくのが基本です。販売する商品によって調理機材をはじめ、必要な設備も、レイアウトも変わってくるためです。最初の段階で扱う予定の商品・コンセプトをしっかりと決めておくことで、内装において失敗することは少なくなるでしょう。

その際には、さまざまな業態に柔軟に対応できるような汎用性も考慮した構造にしておくと、客層やイベントに合わせて商品を変更でき、より良い営業につながります。例えば調理器具はすべて卓上タイプにし、同じ熱源を利用できるようにする、調理器具の追加や入れ替えがしやすいように、スペースを確保しておくなどの対応が考えられます。

スタッフの人数に合わせた内装にする

一人での起業も多く、その後もワンオペで運営することも多いキッチンカーですが、週末営業やイベント時など繁忙する時にはスタッフの増員をしなければならないこともあります。キッチンカーの大きさにもよりますが、タイミングによってスタッフを増減できるように動線を考えるとよいでしょう。

キッチンカー内部に人が並んで立てるのか、それぞれの作業をなるべく持ち場を動かずに行えるかを意識すると動線が作りやすいです。時にはキッチンカー外にもスタッフを配置することを考え、さまざまな想定される状況に合わせて作業効率やお客の回転率を上げることを考えましょう。

おしゃれなキッチンカーの内装

キッチンカーが「おしゃれ」であることは必須ではありません。しかし、お客はキッチンカーを選ぶ時、限られた情報をたよりにするしかありません。目から入ってくる情報によって、そのキッチンカーのコンセプトが正しく伝わり、おいしそうだと感じてもらうことができればお客は自然と集まってきます。

外装や看板にこだわることはもちろんですが、内装にもこだわることで、そのキッチンカーの良いところを伝えられ、より集客につなげることができるでしょう。

窓を大きくする

キッチンカーの窓を大きくすることによって、キッチンカー内部が明るく、全体に開放感をもたせることができます。内装や中のスタッフの顔が見えることによって、お客に対して親近感を与えつつ、購買意欲を刺激することもできます。

また、大きい窓は商品の受け渡しや、外の様子を中から窺うこともできるため、営業しやすいことも大きな利点です。

調理工程を見えるようにする

飲食店ではあまり見せない、調理工程や、調理器具を見せることによって、料理の魅力をより伝えることができます。クレープやたこ焼きなど焼いている風景を見ることで、これから買うもののイメージもつきやすく、お客にとって選びやすくなります。

また、並んでいる時間に調理工程が見えることで、待ち時間の間のお客の時間つぶしになるほか、期待感を高めることもできます。

また、作業台や壁にに設置された調理器具が、販売窓ごしに見えるような内装は、内装のデザイン性の高さを伝えることもできます。

キッチンカーのコンセプトを表現し、差別化する

キッチンカーのコンセプトを色やテイストで表現することで、お店としてまとまりが出てくるでしょう。デザイン面で目立つのは外装ですが、販売するメニューに合わせたテイストで、外装とのバランスを取ることで、より統一感が生まれます。

複数台キッチンカーが並んでいるところでいかに「目立つ」か、そして近寄ってどれだけコンセプトが伝わり、美味しそうに感じられるかがお客が集まる内装のポイントです。

キッチンカーのおしゃれな内装については、以下の記事でも詳しく解説しています。

▼おしゃれで“映える”キッチンカーは注目の的! メリットやデザインのポイントを解説

キッチンカーの女性店員が商品をお客に受け渡す場面

画像素材:PIXTA


キッチンカーの内装にかかる費用はどのくらい?

キッチンカーを作るにあたって、内装費用はどれほどかかるのでしょうか。キッチンカーの開業において最も多くかかるのが「車両の取得費用」です。通常、キッチンカーは、車両を購入しキッチンカーに改装する必要があります。

車両購入費は、車種によっておおよそ以下が相場になります。

軽トラ…100万円~200万円
軽バン…100万円~200万円
1tトラック…150万円~300万円

これらの価格に、内装費がプラスされると考えてよいでしょう。なお、ベースとなる車両は中古車を利用することもでき、車の状態にもよりますが50万円~100万円程度、費用を抑えることもできるでしょう。

中古販売については、以下の記事でも解説しています。

▼キッチンカーを購入するなら新車と中古どっち? それぞれのメリットや相場を解説

内装にかかる平均費用

キッチンカーの内装にかかる費用は、車の大きさにもよりますが、車両代を除いておおよそ100万円~150万円ほどかかるとされています。これには設備代も含まれます。

内装費を安くするには、DIYもおすすめ

内装費を安くするために、DIYでキッチンカーを製作する選択肢もあります。材料費と設備代だけで済むため、中古品などを上手に利用すれば、内装費を50万円程度に抑えることも不可能ではないでしょう。

しかし、キッチンカーは火や電気を扱う施設になるため、専門的な免許を持っていない人が1からDIYをすることはできません。また、床や壁などの建材を扱うことも素人には難しいでしょう。基礎工事や専門性の高い工事は業者に依頼し、レイアウトや設備の設置を自分で行うことで、内装費を抑えることができます。

当サイト「モビマル」では、キッチンカーの製作・販売を行っています。内装にこだわったおしゃれなキッチンカーを、あなたの希望するコンセプトに合わせて作ることもできますので、興味がある方はぜひ以下のリンクをクリックしてください。

▼キッチンカーの車両入手から開業までモビマルがお手伝い。まずは無料相談を

営業中のキッチンカー

画像素材:PIXTA


内装をこだわりやすいキッチンカー車種

キッチンカーのベースとなる代表的な車両について解説します。

軽トラック(軽トラ)

軽トラック(軽トラ)は、荷台部分にキッチンスペースを取り付ける構造になります。もともと荷台には屋根がないため、キッチンスペースの天井を高く取ることができます。窮屈になりがちなキッチンカーにおいて、立って作業ができることは大きなメリットです。

軽車両にあたるため、自動車税や駐車場代など、維持費が比較的安く済むこともメリットになります。自由が利くため、制作費用にはかなりの幅があります。まずは、専門業者に相談してみるとよいでしょう。

軽バン

スズキの「エブリィ」など、軽バンタイプのキッチンカーは、内装よりも外装のラッピングにこだわりやすく、可愛くて目立つものを作りやすいのが特徴です。反面、軽トラタイプなどと違い、天井も低く、内装には制限がかかります。スペースに限りがあるため、一人でやるキッチンカーに向いています。

内装にかかるお金は比較的安く抑えられ、中古車も多いので、小規模でキッチンカーを始めたい人にはおすすめの車種です。

1トントラック

1トントラックの車両は、2~3人と複数名での作業もできるキッチンカーを作ることができます。荷台にキッチンスペースを搭載するだけでキッチンカーが完成するため、内装工事が比較的早く済み、改装の自由度も高いため、こだわりのキッチンカーを実現するにはぴったりの機種です。大きいことで移動中や準備中でも目立ち、PRにつながります。

反面、大型車両になるため駐車場代や自動車税、燃料費などの維持費が高くなる点と、キッチンカーのメリットである「小回り」に関しては苦手です。小さなスペースや、イベントによっては営業できないこともあるため、営業予定地域のスペースやイベントなどを十分に検討した上で選びましょう。

まずはプロに相談してみよう

本記事ではキッチンカーの内装について解説してきました。キッチンカーの内装はインテリアだけではなく、建材やインフラ設備、調理機材など多岐にわたるため、やりたいことをしっかりと考え、専門業者に相談することをおすすめします。

「モビマル」はキッチンカーを出店したいオーナーと、出店場所を探している土地管理者のマッチングサービスです。これからキッチンカーを始めたい人へ、無料のセミナーを行っています。オンラインと対面、両方参加ができますので、ぜひ下記のリンクをクリックしてください。

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また、キッチンカーの製作や、中古キッチンカーの販売も行っています。あなたのこだわりを形にするお手伝いができます。相談は無料で、キッチンカー営業許可取得のサポートや、出店場所の紹介も行っていますので、興味があるかたはぜひ一度お問い合わせください。

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この記事を監修した人
太田 明男
一般社団法人日本移動販売協会 代表理事
1992年リクルートに入社。
2019年に「一般社団法人日本移動販売協会」を創立。移動販売のマッチングサービス「モビマル」を関西圏からスタートし、現在全国に展開中。