キッチンカーを呼ぶ時の注意点は? 場所貸しする時のトラブルと、その対処法を解説

キッチンカー運営
公開日:2024/08/07 更新日:2024/09/19
握手を交わすエプロン姿の男性とスーツの男性

画像素材:PIXTA

リスクを少なく空きスペース活用ができるキッチンカー。とはいえ、他人に場所を貸す以上、トラブルの可能性はゼロではありません。本記事ではキッチンカーを呼ぶ時の注意点や、起こる可能性のあるトラブルとその対処法について解説します。

「モビマル」はキッチンカーを出店したいオーナーと出店場所を探している土地管理者のマッチングサービスです。

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空きスペース活用としてキッチンカーを呼ぶべき理由

管理する建物や土地などの「空きスペース」を活用する場合の方法にはさまざまなものが考えられますが、キッチンカーは駐車場や太陽光発電といった他の土地活用法と比べ、リスクを最小限に抑えて気軽に導入できる点において優れています。詳しくは下記で解説していきます。

・狭いスペースでも実施可能

キッチンカーのサイズにもよりますが、車が駐停車できるスペースがあれば、キッチンカーを呼ぶことができます。

・初期費用が安い

キッチンカーを呼ぶにあたって、初期費用はほぼ必要ありません。出店方式(依頼の方法)にもよりますが、「出店料」という形でキッチンカー側から場所代をもらうのが一般的です。

キッチンカーを呼ぶ際の費用・出店方式については以下の記事でも詳しく解説しています。

▼キッチンカー(フードトラック)を呼ぶための費用を解説。いくらかかる? 出店形式を解説

・土地を汚さず、転用も簡単

駐車場や太陽光発電といった他の土地活用と比較すると、キッチンカーの誘致は建造物を設置する必要がありません。また、キッチンカーを呼ぶスペースは「土地が汚れない」ため、他の用途にもすぐ転用できます。

キッチンカーで起こりうるトラブルは?

前項で解説してきた通り、キッチンカーの誘致は、空きスペース活用において、リスクが少なく、気軽に試せる方法のひとつです。しかしながら、何事においてもトラブルはつきもの。キッチンカー誘致に関しても、例外ではありません。

キッチンカーを呼ぶことによって起こりうるトラブルと、その対処法について解説します。

キッチンカーのトラブル(1)金銭トラブル

キッチンカーの業者から設定された出店料や、売上金からの支払いが滞る可能性はゼロではありません。また、前払い・後払いといった支払いのタイミングや、急な出店キャンセルなどの不測の事態により、金銭的なトラブルが発生する可能性があります。事前の取り決めを契約書の形でしっかりと交わすことによってリスクを軽減できます。

キッチンカーのトラブル(2)ゴミのトラブル

キッチンカーは食事を提供するため、ゴミが出ることは避けられません。購入した客が食べたあとのゴミを近隣に捨ててしまうことからトラブルに発展してしまうことがあります。こちらも、事前にキッチンカー側と話し合い、ゴミの処理や、適宜ゴミ箱を設置することでトラブルを防止できます。

キッチンカーのトラブル(3)食中毒

めったに起こることではありませんが、キッチンカーが扱う食品が食中毒を起こすリスクもゼロではありません。イベント等に呼ぶ場合は、イベント保険に加入することで万が一の補償を得られますが、施設等の空きスペースに呼ぶ場合は起こった場合の誓約書を取り交わすことでリスク軽減になります。

見た目だけではキッチンカーの衛生管理状況を把握することは難しいですが、あきらかに清掃が行き届いていないキッチンカーや、生鮮品を取り扱うキッチンカーなどには注意が必要です。特に暑い季節などはしっかりと火を通すメニューのみの提供に限定するなど、依頼にも工夫が必要でしょう。

キッチンカーのトラブル(4)利用客とのトラブル

その他、料理やサービスのクオリティに関する問題や、利用客とキッチンカーの間で予期しないトラブルが起こりうる可能性があります。

キッチンカーは初期投資コストやリスクの低い土地活用だと考えられますが、人が介在する以上、上記のようなトラブルが発生する可能性があります。場所を貸す側でできる対策もありますが、まず優良なキッチンカー業者を選ぶことは必要不可欠です。

接客中のキッチンカー店員

画像素材:PIXTA

優良なキッチンカー業者を選ぶために見るべきポイント

営業許可をきちんと取得しているか

キッチンカーは1台ごとに、営業する地域を管轄する保健所からの営業許可が必要です。営業許可を取得するためには、キッチンカーの運営に必要な設備を揃える必要があります。その中には衛生管理に必要な設備も含まれているため、営業許可証が確認できれば、それらの点をクリアしていることがわかります。また、営業許可の有効期限は「5年」であるため、有効期限内であるかも見るべきポイントです。

また、実際のキッチンカーを見て、目に見えて汚れている、故障部分を放置している等の場合は注意した方がよいかもしれません。

会社の情報がきちんと公開されているか

キッチンカー業者のホームページ等を確認し、問い合わせ先や料金等が明記されているかどうかはひとつの指標になります。興味がある場合には問い合わせし、担当者がこちらの質問にきちんと答えてくれるかといった対応面でも見極めができるでしょう。

優良な業者を選定するにあたって、見るべきポイントはあるものの、確実に優良な業者を見つけられるわけではなく、さらにこれらの情報を一つひとつ比べて業者を選定するのは手間がかかります。信頼できる業者が集まっている仲介サービスを利用することも視野に入ってくるでしょう。

キッチンカーを呼ぶなら、「モビマル」にお問い合わせを

当サイト「モビマル」は、キッチンカーを出店したいオーナーと出店場所を探している土地管理者のマッチングサービスです。

モビマルに登録されているキッチンカーは、全国4100台以上(2024年7月時点)と国内最多クラス。モビマルに登録されているキッチンカーは、運転免許証やPL保険(事業者向け賠償責任保険)、営業許可証や車検証を確認済みです。

地域や日程、予算、呼びたいシチュエーションといったご希望に合わせたキッチンカーを、さまざまな調整や手続きの手間を少なく呼ぶことができます。一日に数台のキッチンカーを入れ替えるシフトを組むことも可能なため、その場所が生む利益の最大化も期待できます。

空きスペースに、イベントに「キッチンカーを呼びたい」とお考えの際は、ぜひ下記リンクからお問い合わせください。

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この記事を監修した人
太田 明男
一般社団法人日本移動販売協会 代表理事
1992年リクルートに入社。
2019年に「一般社団法人日本移動販売協会」を創立。移動販売のマッチングサービス「モビマル」を関西圏からスタートし、現在全国に展開中。