【出店者インタビュー】「グッドキッチンフォレスト」飯田卓磨様：モビ放題Basicプランをフル活用！キッチンカーが平日出店するメリットとは？

愛知県を拠点に、キッチンカー「グッドキッチンフォレスト」を運営している、株式会社コンジャーマーケット代表 飯田卓磨さん（46歳）。キッチンカー事業を約10年前に創業し、コロナ前からモビマルをご利用いただいている飯田さんは、7月から始まったモビマルのサブスクリプションサービス「モビ放題」をフル活用していただき、イベント出店だけではなく、平日の常設スポットにも積極的に出店くださっています。
飯田さんによると、平日出店のメリットは大きく、キッチンカー仲間にも出店を勧めているとのこと。キッチンカー事業に対するこだわりや想いとともに、大いに語っていただきました！

飲食の仕事をしたいけど固定店舗はリスクが高い…キッチンカー事業で起業

元々は、食品卸の企業で勤務していたのですが、ずっと飲食の仕事をしたいと思っていました。でも最初から飲食店をやるのはリスクが高いと考えていて…例えば、自店舗の隣に同じ業態の店舗が来る可能性がありますし固定店舗というのは「動けない」というリスクが常にあります。そんな時、勤務先での催事でキッチンカーを見て、これだと思い、キッチンカー事業を10年ほど前に始めました。

他のキッチンカーと重複しないために新メニューを開発

小キッチンカー事業を始めるにあたり、こだわったのは商品でした。イベント出店でエントリーをする時に、他のキッチンカーと同じメニューだと選ばれない可能性がある。そこでオリジナルメニュー「トンから（豚肉の唐揚げ）」を開発しました。
ただ、当時は定番の商品しか買われない時代で、最初はなかなか売れず、世の中にないものを売る難しさを実感しました。
しかし、味には自信があったので、売れるための工夫を重ねました。例えば、豚の唐揚げを知らないことを逆手にとり、写真をあえて使わず好奇心を掻き立てる看板にしました。そうすることで、お客様に「どんな商品だろう？」と興味を持って購入いただくことができました。認知されるようになってからは写真を多く掲載しています。
また、商品をどれだけ長い時間楽しんで食べてもらえるかという工夫も。挽肉をかけて、挽肉をおつまみとしてお召し上がりいただけるようにしています。できるだけ殻に閉じこもることなく自由な発想で商品と向き合っています。 現在「トンから」は商標登録も行い、豊田に固定店舗も運営するまでになりました。

モビ放題をフル活用！キッチンカー事業者は平日出店するのがおすすめ

モビマルにはキッチンカー仲間から情報を聞き、コロナ前に登録し、利用しています。（2024年）7月から「モビ放題」が始まると聞いた時は、「何が始まるんだろう？」と思いましたが、システムを知るうちに、私にとって最高のプランなのでは！？と思い始めました。
元々はイベントを中心に出店していたのですが、スタッフを雇う必要もあり、スタッフを稼働させる意味でも多くの場所で出店する必要があり、「平日をどう活用するか」が鍵だと考えていました。まずその点で、常設場所への出店料が定額になるモビ放題は出れば出るほどお得です。
平日の常設場所として、具体的には、三菱重工、第2名古屋三交ビル、大学や名鉄駅前に重点的にエントリーしました。これまでは「人が多いところに出店したい＝イベント」という流れになっていたので、モビ放題がなければ駅前等に出店するという発想には至りませんでした。もっと他にもお客様との接点が持てるのだと思うと、チャレンジする気持ちが沸きました。

※「モビ放題」について
月額のサービス利用料（固定）のみの支払いで、常設場所（平日を中心に定期的に出店可能な場所）への出店手数料が0円でご利用いただけるサブスクリプションサービスです。
「モビ放題」会員の方は、出店サポート・お得な会員サービス（ガソリンカード、包材、キャッシュレス決済端末、仕込済食材購入など）もご利用いただけます。

平日出店はメニューを見つめ直すマーケティングの場

他にも平日の出店するメリットはあります。それは商品やお客様など事業を構成する一つひとつの要素を見つめ直す場として活用できることです。
イベントに出店すると、短時間に数多く商品をさばくことが大事で、どうしてもオペレーションのことを考えざるを得ません。イベントにばかり参加してしまうと、商品グレードは上がっているのかどうかわからなくなります。
一方、常設で平日に同じ場所に出店すると、同じお客様であったり、目の前にいるお客様一人ひとりを意識して喜んでいただこうと意識します。そして、お客様と挨拶やコミュニケーションをする中で、商品についてご意見をいただくことができることが非常に大きな価値となります（例えば、量が多い・少ない、見栄えがもう少し派手な方がいい、甘い・辛いなど）。
お客様の声が商品化と売り上げアップに至ったこともあります。かき氷について、「量が多いので少なくしてほしい」と言われたので、サイズを選べるようにSサイズを作ったら、サイドメニューとしてご購入いただけるようになりました。これはイベントだけに出店していたら、気づき得なかったことです。

人気のまるごと果実氷シリーズ

平日に商品やお客様の声を見つめ直し、商品やサービスに磨きをかけることによって、イベントでもっと輝けるようになる。私は周りのキッチンカー仲間には「イベントで売り上げを上げたいなら、平日に出店した方が良い」と勧めています。

移動販売の魅力は、お客様の反応がダイレクトに伝わること

キッチンカー事業の魅力は、なんと言っても対面販売なのでお客様の声がダイレクトに伝わることです。商品を渡した時にお客様の表情を見ることができます。固定店舗を運営する方がよく言っているのは、「返ってきたお皿でしか評価がわからない」ということ。食べているお客様の顔がわからないのは、料理人からすれば寂しいことです。
また、SNSのDMやお客様の笑顔、声なども直接いただけるのは、とても嬉しいですね！

移動できる利点を活かし、キッチンカーから地域密着のローカルフードを生み出すような文化を創造していきたい

私が目指しているのは、あらゆる駅や広場、公園にキッチンカーがいるような世界観です。地域の生活に密着し、地域ごとのローカルフードをキッチンカーから生み出していきたいと考えています。
これまで出店不可能だった都会的ビジネスビルや、少し離れたような何気ない場所、盛り上がりに欠ける商店街、地域の新しい区域、テナントの設営が困難なスポーツ施設などに出店できるようになったのは、モビマルが場所を確保してくれているからです。

私ももっと努力を重ねて、キッチンカー業界がもっとキッチンカーの魅力を発揮できる道筋を導いていきたいと思います。
私はキッチンカーが大好きです。キッチンカーが活躍できる今の環境本当に感謝していますので、これからもよろしくお願いします！